【超ショートショート】(159)~ひとりの旅立ち~
今日こそ、
何を書いたらいいのか、
わからない。
きのうの三日月が、
ひとつのいのちを連れていったようだ。
すっかり時計が止まったような、
そんな心を、
何とか気づかないふりをするだけで、
今は精一杯。
ねこのとき、
いぬのとき、
ひとのとき、
同じような別れの瞬間でも、
心に受けるダメージは、
そのものの大きさによるのかもしれない。
身体の大きさだけではなく、
存在としての大きさが、
より今の時計を止めてしまうのだろう。
どれくらいで、
正気に戻れるのか、
止まった時計を動き出せるのか、
結局、
時間が過ぎてみないと、
わからない。
安らかになることが、
よいことなのかは、
わからない。
でも、ひとつ言えることは、
何かを失くしても、
何かはなくならない。
ずっとどこかで生きている。
必ず生きている。
目の前に居なくても、
ふと思い出した瞬間に、
たぶん側に居るはず。
そう思えば、
互いに寂しくないだろう。
また、
いつでも逢えるさ。
だから、
お別れは言わないよ。
(制作日 2021.11.9(火))
※この物語はフィクションです。
今日は、
CHAGE&ASKA、ASKAさんのコンサートで、
長らくドラムを担当していた、
「菅沼孝三さん」が、
11月8日(月)に天国に旅に出たそうです。
そのことを受けまして、
今日のお話になりました。
昨年6月に倒れられたお話があり、
その後の昨年9月末に、
ASKAさんが音楽番組に出演。
その時、菅沼さんはドラム演奏をするために、
いつものASKAバンドのメンバーと出演。
少し痩せられていたので、
心配していました。
そして、
今年6月23日、
ASKAさんの初のオンラインライブに、
菅沼さんも出演。
痩せられてはいましたが、
いつものようにドラムを演奏しました。
今年9月末に、
大腸がんと公表し、
闘病するためのお休みをすると、
菅沼さんが発表しています。
そして、
今日、娘さんで
ドラマーのSATOKOさんが、
菅沼さんの旅立ちを発表。
そのため、
Twitterでは、
午前中から菅沼さんの話題で、
一時トレンド入り。
今も哀しみのメッセージは増えています。
どこかで、覚悟はしていたものの、
今日をむかえて、
やっぱりCHAGE&ASKAにかかわる人すべてが、
ファンにとっては特別な存在です。
今は、
自身も身内を亡くした経験がありますが、
そのときの心境に近いです。
でも、
今いちばん大変なのは、
菅沼さんのご家族であり、
菅沼さん自身だと思います。
どうか静かに穏やかに、
ファンとしてはお見送りをしたいなと思います。
(ニックネーム)
ねね&杏寿
(旧ひまわり&洋ちゃん)
(Instagram)
https://www.instagram.com/himawariyangchiyan/