【超ショートショート】(279)~いつか、こんなこと~☆ASKA『こんなふうに』☆
コーヒーが好きだっていう言葉に誘われて、
まだ小学生の私は、コーヒーを飲んだ。
「背が伸びなくなるよ!」
「眠れなくなるよ!」
「子供だからまだ飲んじゃダメ!」
など、何かとコーヒーを欲しがると、
大人に怒られた。
休日の昼下がり、
一人暮らしには十分な広さのリビングを、
キッチンから眺めながら、
コーヒーを入れる。
部屋中コーヒーの香りが行き渡る頃、
ドリップの最後の一滴が落ちる。
最初の一口をブラックで飲むと、
ほんのり甘いコーヒーの味。
でも、
少し冷めると、
コーヒーは甘さを無くして、
苦いたばこの香りを鼻に残していく。
コーヒーもたばこも嗜好品。
だから子供が飲んじゃいけなかったんだって、
思った。
コーヒーが好きな人は、
いつもどんな香りを求めているのかな?
いつもどんな香りを鼻に残すのかな?
いつもどんな香りをキッスの味にするのかな?
(制作日 2022.5.10(火))
※この物語はフィクションです。
今日のお話は、
チャゲアスがコーヒー好きというのを、
ふと思い出し書いたもの。
選んだ曲も思い付き。
意味があるようでない、
言葉遊びをしてみました。
でも、
コーヒーの苦さのあとに、
たばこの香りがするのは、
やっぱり違いますかね?(笑)
(※ちなみに私はたばこは吸いません。)
(ニックネーム)
ねね&杏寿
(旧ひまわり&洋ちゃん)
(Instagram)
https://www.instagram.com/himawariyangchiyan/
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選曲した曲は
ASKA
『こんなふうに』
作詞作曲 ASKA