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障がいのある子を育てるvol.2(3歳〜4歳)

vol.1から、一年もかかってしまった。 
前回の投稿はコチラ↓


娘は年少さんになる年に、保育園から療育園に転園した。
転園した理由は引っ越しがきっかけだった。
引っ越し先の保育園も候補にはあったけど、
娘と同じような「障がい児」がいる園にも興味があったので、そちらに入園を決めた。

入園式。
他の子達を見て「あ、うちの子はまだマシだな」って感じたのは正直な感想。

まだまだ「障がい」を受け入れきれてなかったり、
「健常児に追いつくかもしれない」「健常児追いついて欲しい」と思っていたのは事実。

だから、ここでの生活は、もし「健常児」になったら、本人には隠そうとも考えてた。

今思えば、ひどい親だなと思うけど、障がい児の親の感情の正直な気持ちだと思う。
我が子が障がい児であれ、健常児であれ、可愛いのは変わらない。
障がい児を否定する訳ではない。
でも「健常児になって欲しい」という気持ちは、
みんなあるんじゃないかな。

園での生活は、とても手厚く良かった。
娘が「お世話好き」な子であった為、
自分より障がいの重い子をサポートする事も出来たし、何かに取り組む時に「出来る子扱い」される事が心地良かったんではないか?と思う。
「1番になりたい!」「褒められたい!」そんな欲求が満たされる空間だったと思う。

ここで1年半過ごした頃、離婚に踏み出す事になった。
また引っ越しを考える事となった。
これをきっかけに「小学校はどうするのか?」という事を考え出した。

選択肢は2つ。
①普通の公立小学校に通う
②支援学校に通う

私のその頃の感情は、「健常児になってたら①」「健常児になってなくても①」「①に行ったら、いじめられるのではないか?」「②にすると、障がい児としか関われなくなる」「②では、成長の可能性が低くなるのではないか?」「②の方が娘は心地良いのかな?」こんな事を考えてた。

まだ4歳、しかも知的発達が遅れている娘に「どちらがいいか?」なんて、わかるわけがない。

そこで、小学校6年間を過ごす場所を決める為に、
年長の年に離婚をし、引っ越しして「健常児が通う保育園」に転園する事を決めた。

「障がい児が通う療育園」での2年と、
「健常児が通う保育園」での1年。

この期間を比較し、娘が「自己肯定感」を持って過ごせる場所を決めようと思った。

「療育園」では年中の修了時に、
年長さんの卒園式と一緒に卒園式をしてもらった。

障がい児を持つ保護者さん達に出会え、
障がいを理解してくれる先生達に出会え、
たくさん支えてもらった事が思い出されて、
涙が止まらなかった。

「私達親子は、これからは厳しい社会(保育園)に向かうんだ。」という、不安と期待が入り混じってた。

「保育園」へ転園した年長の年については、また後日。

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