やってみたかったこと。
このたび、海外のボイスアワードの審査員をつとめることになりました。2年連続。大変光栄で身の引き締まる思いです。しっかりつとめを果たしたいと思います。
さて、やってみたかったこと。
声の表現者として、新しい自分の声を発見できたとき、とてもワクワクします。最近は、仮ナレもAIが多くなりましたが、わが社では、仮ナレも私が読みます。先日は、バラエティー番組で、東京でタレントさんの収録があるので仮ナレをいれてと言われ、ちょっと遊んでみました。が、いいね!といわれるときもあれば、どうした?といわれるときもあります。いつもと違うね、という意味なのか、意図がしっかり伝わらなかったのか、わかりませんでしたが、このバラエティーには合わなかったのかなと反省しています。素ナレで録るときは、お互いのイメージが重ならないこともあるのでむずかしいものです。なので、最近は、映像ができているときは、送ってもらえないか、おねがいしています。
年齢を重ねると、なんとなくパターン化してくることありませんか?私はそれが面白くないのです。トレンドもありますし、国内外でもニーズが違います。いろんな声を聞いてもらって、ディレクターからヒントをもらっています。
自分から声を探しに行くときもありますが、ディレクターからオーダーされるときもあります。かれこれ20年くらい前、そんなオーダーをいただき、自分の中の新しい声に出会いました。このときはCMだったので短いナレーションでした。
でも昨日、あるところからいただいたお仕事にその声がぴったりだと思って。新しい声のトーンで収録してみました。夜中から始めた収録でしたが、夢中になって取り組んで、終了したのが明け方でした。
朝と夜では声のトーンが微妙に変わってしまうので、とりきってしまいたかったのです。
データは送ったので今は修正待ちです。
どうでしょう?気に入ってもらえるといいなあ。
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