【イルルカSP】超Gワンショット
こんにちは。テリワンSPに引き続き、今作では初めての記事更新となります。何卒よろしくおねがいいたします☀
今回は対人戦におけるアーキタイプの紹介です。
※2021/6追記:この記事の執筆後のアップデートにより対戦環境は大きく変化しています。古い情報がいくつか含まれているので、飽くまで考え方のひとつとして参考にする程度にお読みください。最新の超G構築の記事はこちら。
※当記事で使用しているゲーム画面の著作権は株式会社スクウェア・エニックス様に帰属します。
モンスター詳細
超Gワンショット構築とは
超Gサイズの特徴である新生配合でAI行動を外した際の非常に高いステータスに加え、大半の技の威力上限が9999まで上昇する性質をコンセプトに据えた構築です。持ち合わせた物量から繰り出される一撃をまともに受けて耐えられるパーティーは限られており、決まれば一手で勝負がつくと言っても過言ではありません。
ただし性質上、パーティーの合計行動数が主に1回ないしは多くても2回にとどまるため、1手の比重が大きくなりがちで、個人的にはイルルカ3D版での評価はそこまで高くはありませんでした。
しかしSP版では、新システム「紋章」の追加によって3D版を遥かに上回る火力を獲得しました。また、ステータス上限自体も大きく上昇しており耐久方面にも余裕を持てるようになったため、それらを踏まえると今作ではメタゲームの一角として役割を確立していけるだけのポテンシャルを持っていると考えています。
主要なモンスター
・覇海軍王ジャコラ
イルルカSPからDQM初参戦のDQ11出身モンスター。アスラゾーマより高い攻撃と守備に加え、特性にスタンダードキラーやカウンターまでも備える非常に攻撃的な性能で、他の超Gとも一線を画しています。属性耐性が極端に低いものの、素で状態異常耐性が無効+1以上(ハックでも下がらない)になっており、スキルの幅もあるため、今作は採用筆頭に上がってくると思います。
・アスラゾーマ
イルルカ3Dで最有力だったモンスター。特性がやや貧弱ですがいてつくはどうの希少性は高く、SP化しつつ採用する価値はあると思います。いきなりスカラやシャッフルで分のいい賭けもでき、上振れた時のパワーはジャコラより高いかもしれません。
・ブラックサンタ(2020/09/02追記)
3D版には存在していなかったデフォルトでAI2回行動を持つ中で最速。リバースやシャッフル下でのパワーは前述の2体より見劣りするものの、溜め技であるステルスアタックや、いてつくはどう及び作戦封じの息による身代わり解除の適性を持つため、赤い霧構築に対して有効に動くことができます。メタルライダー等の相互互換も存在しており、新たな勢力として注目されています。
基本的な動き
・すてみ
ラウンド中受けるダメージが2倍になる代わりに通常攻撃の1.5倍の威力の先制技。使用者の攻撃ランクの変化、テンションの変化を無視する。使用者がGサイズ以下の場合、上限は1ヒットあたり200止まりになるデメリットがあります。が、超Gサイズが使用した場合上限がもれなく9999まで上昇するためデメリットを踏み倒すことが可能になります。
当たればキラーSP込で3000前後のダメージを叩き出せるので勝ち!最強!
ただし超Gワンショットの強みの8割以上がこの特技の存在であり、通らない相手には厳しくなりやすい傾向があります。しかしながら役割を遂行する(得意な相手に勝っていく)ためには必須の特技なので入れ得。抜くのは基本的にありえないと思います。
・マダンテ
全MPを消費して、消費MPの1.5倍の威力の炎ブレス属性全体呪文。捨て身が通らない並びに対するサブプランとして有効で、当たれば5000以上のダメージを全体に与えて勝ち!最強!
ただし耐性や身代わりで防がれるので信用度はそこまで高くないです。
・地獄の踊り
全MPを消費して、自分の減った体力分(目安)の踊り封じ属性ダメージをランダムな単体へ与える踊り。超G対面で有効で、残りHP次第ではカンストダメージすら叩き出して勝ちます!最強!
ただし踊り封じ耐性が埋まっている場合がある(自然系などは素で無効)ので過信は禁物。またマダンテにも言えますが、この技で片面を全滅させた場合、MP0で次ラウンドが始まるので展開の起点にされないように注意。
・まねまね
相手の使った技をラウンドの最後にまとめて放つ体技。(詳細は割愛します)コントロール系のパーティーにも割と有効。これだけで全滅させるのは難しいので次の一手への起点作りだと考えるとよいかと思います。ちなみに対面が霧系特技+ゼロの衝撃を同時に使用していた場合こちらが霧系の特技をマネした時点で即死してしまいます。
・ステルスアタック
AI2回行動を持っている場合。赤い霧と身代わりをどちらも無視できるため安定行動になりやすいです。白い霧で不発になってしまう点には注意。
・いてつくはどう/作戦封じの息
AI2回行動を持っている場合。相殺されない性質上安定してみがわりを解除でき、マダンテや通常攻撃を通していけます。いてつくはどうは有利な効果をまとめて解除できますが、白い霧を先に使われると防がれます。作戦封じの息は霧によって防がれることはないですが、有利な効果に干渉できず、また既に作戦封じ状態になっているみがわりを解除することはできません。それぞれメリットとデメリットがあるので構築や状況に合ったものを選んでいけるとなお良いかと思います。
モンスターの物量が凄まじいため、攻撃が1つでも通れば壊滅まで追い込める局面が多いです。すべてを同時に対策できるパーティーは多くないので適切な一手を選んで行くのがコツですね。
具体的な構築例
https://twitter.com/Himateras/status/1295587486224138242
ツリーを確認して頂ければ意識した耐性ラインやスキル候補も確認することができます。前述した強い動き(AI1におけるもの)はすべて含んでおり、それに加えてジャコラ特有のカウンター込でアドバンテージに繋がりやすい予測系を取得しています。
調整としては、そのままでは踊り封じの耐性が無く(踊り予測があるとはいえ)対面の地獄の踊りに不安が残るので、環境に刺さらないスキルを1つ切って、フェニックスやウルトラガードSPを採用していく形がおすすめです。
またこのジャコラは所持していませんが、以下わたしが注目しているその他の強力な特性。
・ロケットスタート
SP化なら3ターン目までの与ダメージが驚異の1.4倍。すてみで4000台を繰り出すことが可能になるので対面のHPバブルまでを意識するなら。ただし4ターン目以降0.7倍まで下降するため汎用性は落ちます。
・秘めたるチカラ
SP化なら9ターン目以降攻撃、守備、すばやさ、かしこさが2倍以上に上昇。DQM史においても破格の物量になるため、終盤にジャッジを荒稼ぎする勝ち筋が生まれます。新生で新たに付与するほどの価値はなさげですが、素で持っている超Gモンスターは多く、SP化の候補にはあがってきそうです。
有利な対面
・有象無象(対策していない相手)
当たり前では!と言わんばかりですが、無策の相手を抜かり無く倒せることは非常に重要な要素だと考えています。「相手が対策できない状況をつくることで一貫性を持つ」とも取れますので、この強みは表と裏のパーティの相性を考える上での指標となります。
・Sサイズのビートダウン構築
超速い統一系や、シャッフルスモボなど。これらは火力に振り切った構成である以上、こちらの捨て身の通りがよく相性的有利だと言えます。捨て身が通らない場合もこちらのHPを削りきれないことが多いためマダンテやまねまねで追いつくことが可能です。AI2回行動を持つ場合は捨て身の火力がやや落ちるため、他の有効打も検討してみるとよいでしょう。
・赤霧以外のコントロール構築
相性的にはそこまで優勢ではないものの、高火力を押し付けやすく互角以上の展開を期待できます。ただし主要なモンスターにHPバブルをを搭載するなど、強力な技に対して誰かが生きのこるような作りをしていることも多く、ラウンドが伸びるにつれて不利になっていくことも。ある程度崩せたと感じたらそれを起点にスタンバイを展開したり、さらにこの対面を重く見るなら超Gに退場技(メガンテやメガザル系)を搭載して即交代(実質ラウンドゼロ)してしまうのも1つのテクニックです!かわいそうですけど…
不利な対面
・赤い霧構築
赤コントロール(身代わりメタル)など。いきなり霧で負けていなかったとしてもときどき霧SP2枚で発動率64%もあるのですてみが通りづらくなってしまいます。身代わりの採用率も高いためマダンテも有効にならない認識でいたほうがよいですね。行動数が多めになることが多いので申し訳程度にまねまねは通ります。AI2回行動であればステルスアタックが有効です。
・アタカン統一
アタックカンタが3~4枚いる並び。赤い霧ほどではありませんが捨て身が通りづらいため(捨て身以外のケアをするのはお相手視点では容易な部類なので)不利です。白い霧を採用している場合も多く、ステルスアタックも通りづらいです。
・亡者の執念軸
Mサイズ+Sサイズ2体の並びやチェインなど。根本的に超Gサイズは亡者の執念をケアすることが非常に困難なので仕方のないところがあります。(亡者は発動されますが)致命打を与えることまでは達成できるのでそこで得たアドバンテージを極力失わないプランニングが重要になると考えています。
あとがき
なにか書きたくなって勢いで筆をとってみたものの、未解禁モンスターや特性の仕様など知らない要素がたくさんあって正直まだわたしも手探り状態です…!なにか変なことを書いている可能性があります。
今後については新モンスターの解禁や、レアスキルが出回るようになり始めたらそれに合わせて既存~新しいものまで紹介していけたらいいなぁと思っています。それでは。
おしまい。