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『Up North』JRPGの影響を受けたピクセルアートが美しい「ペルソナライク」RPG
「ひとくちインディ!」は5分で読めるインディゲーム紹介マガジン。SNSなどで見つけたおもしろそうなゲームを簡単手早く紹介します。
今回紹介するのは、5月に発表されたばかりの2D RPG『Up North』です。デベロッパー名もまだ決まっていないか、あるいは「Up North Game」のどちらか。できたてほやほやという感じです。
『Up North』
We're a small team working on our dream game. Follow us here as we journey towards making it a reality! pic.twitter.com/hSbsbOSFFW
— Up North - Follow for game updates! (@UpNorthGame) June 14, 2020
『Up North』は自身を「ペルソナライクRPG」としています。故郷に裏切られ、夏のルネサンスフェスティバルでの仕事へと逃避した主人公サラが、巨大な悪魔によって自身の心の中に眠る不思議な一面を発見することで、物語が動き出します。
戦闘はオーソドックスなJRPGのようなターンベースのようです。サラが戦う相手は、見た目通りであることはまれです。見た目はナードであっても心の奥底に強大で邪悪な存在が潜んでいることもあるようです。相手の真実の姿を見極め、弱点を見いだすことが勝利への道となります。
This game is inspired by experiences I've had with weird insular communities like camp counselors, remote research stations, and renaissance faire staff. We want to capture what it's like to live off the grid with a group of really weird people. pic.twitter.com/haF5ioXhTx
— Up North - Follow for game updates! (@UpNorthGame) June 14, 2020
ゲームの詳細はまだほとんど分かりませんが、サラは現実世界と悪魔の世界を行き来するようです。「ペルソナライクRPG」というのは、現代劇とファンタジーを行き来することを指しているのかもしれません。
悪魔の世界でもバーが開いていたりと、現実世界の写しのようにも見えます。しかし、さまざまな悪魔が訪れるため、人間にとっては危険です。中には協力的なものもいるようですが……
現実世界と悪魔の世界を行き来するという発想は、作者が人里から隔離されたコミュニティで過ごした経験が生かされています。ルネサンスフェスティバルはとは、アメリカなどで行われる中世ヨーロッパ風の格好をして楽しむお祭りです。そういった催しに参加し、隔離されたコミュニティで過ごすことがどういったものなのかを表現したいとのこと。