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「本は港」のスピンオフ企画「独立系書店のはじめ方」を受けはじめてみる。

本は港 ~かながわのおもしろい本屋と出版社が集うブックマーケットに
通い始めたのは、2023年5月の初回の開催を「TAKIBI谷中」でお世話になった安藤哲也さんに教えてもらったから。

「横浜で面白いイベントあるみたいだよ」。 
それから1年ちょっと。。いろんなことが、いろいろあった。

2024年7月、いまでは「本は港」のスピンオフ企画 「独立系書店のはじめ方」の連続講座に出るようになったワタシ。
人生、何がどうなるか、分からん。

連続講座は若い女性のほかにも、50代とおぼしき男性もチラホラ。11月までつづく

3回続いている「本は港」の会場では、ローカルなひとり出版社、書店って、意外と多いんだ~とすぐ気づく。だいたい夫婦やパートナーと営んでいるのが多い印象。

茅ヶ崎の「Kanoa」小島さん。
晶文社ご出身とか。昔携わった、開高健賞のつながりで盛り上がった。とっても気さくな方。HPも素敵なことを書いている。「父・堀内誠一がいる家 パリの日々」を購入。

まちづくりの一環として「美の基準」を制定した漁港の街、真鶴町。
僕も熱海に行く道中に立ち寄ってファンになった。「真鶴出版/道草書店」は奥さんが感じよく応対してくれ、観光客相手のお宿もやっている。帰りがけにみかんをもらったぞ。

こういうブックフェア、行くとお店の人と話し込んで、つい買ってしまう。


そして、三輪舎と生活綴方出版部の中岡さん。
聞くところによれば「本は港」の発起人のひとり。この方が「連続講座」に出るので、今回セミナーの参加動機にもなった。鎌倉のカフェで読んだ「本を贈る」に感激して、イベント店頭にいる彼に声をかけ挨拶したのが昨春だった。そのとき「(私の地元の)日吉こそ、学生がいたり(地方出版や書店経営の」潜在力があると思いますけどね」とやわらかい表情でいただいたコメントに、あらあらと魅了されてしまい、今回講座参加へ。
書店経営の理想と現実の揺れ動く間に、本質があること。それを裏付けるように、厳しい経営の実情を実際の数字を披露することで、説いていた。
しかし、私が一番印象に残っていたいのは、「商売人人価」というキーワード。中岡さんのが、書店人として経験を積んだCCC(ツタヤ)に脈々と受け継がれているお店づくりのエッセンスだとか。これは復習しながら、実践の価値がある!

ところで、かながわの、ひとり出版社や独立系書店の集い。
でもなんで「本は港」っていうの?と思ったら、イベントディレクターの神奈川新聞社の太田有紀さんが答えてくれた。
「本のもつイメージを大切にしながら、県の全体性を表現したいと思って。港は横浜のほかにも、小さな漁港もいれると、たくさんありますしね」。

なるほどな~。
この講座で、まだまだ知らない人や店とでくわすことだろう。 
22の小さな港。 
私もいつか名を連ねたいと思った。

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