入院初日。
午前中から入院。
体のどこかが痛いとかじゃないから、窓を打ち付ける雨の音を聞きながら、ただひたすらスマホを触るというぐうたら時間を過ごす。
お昼ごはんが運ばれて来る前に、内診とエコー検査と採血を済ます。何度やっても内診もエコー検査も慣れない、あの何とも言えない痛い瞬間がどうしても慣れないのだ。
子宮を取ってしまったらもうこんな検診も受けなくて済むと思うと、昨日までは何の感慨も無かったが、前日になると少しだけセンチメンタルな気持ちが湧いてくるから不思議だ。
勢い良く断捨離し始めたものの、ゴミ袋に投げ込む前に躊躇する感じに似ているなと思ったから、そこまで深刻な感情ではないのだろう、一度決めたらその辺は気にしないスタイル。
でも、46年間も苦楽を共にした子宮が明日には無くなる。私は使うことが無かったがありがとうと言いたい。
あと、摘出した物は自ら見たい(笑)
後で捨てたり病理に回す前に見せてもらえるか聞かなければ…。