戦略的育休のススメ
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今回の引用記事は、「早期退職に応募するか10人に相談…キャリア迷子、51歳の決断は」ということで、ミドルシニア世代を対象としたキャリア見直しについて語られていました。
育休中こそがキャリアの棚卸の絶好のタイミング
もちろん、会社が早期退職制度を募集した際に、自分のキャリアを見つめ直しておくことはとても重要だと思うのです。
でもその一つ前の段階で、自身のキャリアを棚卸しておくことが必要なのではないかと思うのです。育休中こそ自分自身を見つめ直し、キャリアの棚卸をする絶好のタイミングの一つだと思うのです。
■なぜ育休中にキャリアの棚卸しをするのか?
私自身、3人の子どもを育てながら3回の育休を経験しました(合計5年)。その中で、ゆっくりゆっくりキャリアの棚卸しを行い、「何が一番大切なのか」「譲れないポイントはどこか」を明確にすることができました。
この時間は、自分の価値観や人生の優先順位をじっくりと考える大切なプロセスだったなと感じます。
■普段は業務に追われて考える時間がない
日々の業務に追われていると、キャリアについてじっくり考える時間を持つことは難しいですよね。。
しかし、育児を通じて「本当に大切なもの」や「時間の使い方」を見直すことは、キャリアだけでなく人生の方向性を再確認する大きなヒントになります。
■キャリアの棚卸しで考えるべきポイント
①これまでのキャリアを振り返る
・これまでに経験した業務内容や成果を整理
・得意分野や評価されたスキル、苦手な点を明確にする
②理想の働き方を再考する
・育児と両立できる理想の働き方を具体化
・リモートワークやフレックスタイム制など、柔軟な勤務形態を検討
③次のキャリアの可能性を探る
・現在のスキルセットで挑戦できる新しい分野や職種をリサーチ
・他社でのキャリアの可能性を視野に入れる
■育休中に実践できる具体的なアクション
①スキルアップや学び直し
・オンライン講座や資格取得でスキルを磨く
②ネットワーキング
・同じ育休中の仲間と情報交換を行う
・育休インターンやボランティアに参加して新しい視点を得る
③自己分析とキャリアプラン作成
・キャリアコーチングや転職エージェントを活用して市場価値を確認
・自己分析を行い、職務経歴書をアップデートしておく
■私自身の体験:育休中の挑戦
私は普段は子どもとのんびり過ごしていましたが、3回の育休の中で2つ挑戦したことがあります。
一つは、育休中に育休ボランティア(ママボノ)に参加し、他の育休中のママたちとともにNPOの事業コンサルティングを行いました。この経験は、スキルの向上だけでなく、他社の育休ママとの刺激的なつながりを築く貴重な機会となりました。
もう一つは、ずーっと部屋を片付けたいと思っており、興味のあった「整理収納アドバイザー2級」の資格取得にも挑戦。この資格は1日で取得可能で、育児の合間にも無理なく取り組めました。
赤ちゃんとママの無理のない範囲で、育休中にやりたかったことに挑戦することは、復職後の自信とモチベーションを高める良いきっかけになると思います。
■会社に依存しないキャリアを築く
育休中にキャリアの棚卸しを行うことは、復職後の主体的なキャリア構築につながります。
記事にもあったように、会社はあくまで「一つの選択肢」に過ぎません。自分の人生を形作る主役は、常に自分自身です。
育休を「仕事を離れる期間」ではなく、「未来のキャリアを準備する期間」と捉えることで、新たな可能性が広がります。
このような「戦略的育休」を通して、あなたにとっての理想のキャリア・ライフに向けた準備を始めてみるのも良いかもしれません。
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