【インド・コロナウイルス】ロックダウン解除はじまる

インド在住2年目のあじさいです。
ついに、2か月以上に及んだロックダウンにも、終わりが見えてきました。

3月25日から始まったインド全土のロックダウンは、これまで3回延長されており、ロックダウン第4弾が5月31日で終了となりました。
6月1日から6月末までがロックダウン第5弾となるのですが、同時に、感染封じ込め地域を除き、「段階的なロックダウン解除=アンロック1」が始まります。

とは言えインド国内の感染が収まったというわけではなく、感染者数はむしろ増加し続けています。累計感染者数はついに20万人突破しました。このままでは30万人突破するのも、時間の問題だと思います。

本来、都市封鎖というものは、ある程度感染者が減少した後に解除するのが一般的です。
インドのように、感染が拡大している状況にもかかわらず、解除に向けて動き出す方が、めずらしいのではないでしょうか(もちろん、感染爆発地域、いわゆる封じ込めゾーンは、引き続き封鎖が継続されます)。

解除の理由はもちろん、経済活動の再開です。

当初インド政府は、3月下旬、”経済よりも人命優先”を軸に、他のアジア諸国と比べてもかなり初期の段階でロックダウンに踏み切りました。
しかし、幾度の延長を重ねるうちに、国民が経済的打撃に耐えられなくなりました。

感染防止よりも経済活動再開を優先せざるを得ない。インドの置かれた苦しい状況を思うと、何とも言えない気持ちになります。

現地在住の一個人として、今後のインドの行く末を、見守っていきたいと思います。

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