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生きることの優先順位とは?「hima-2 暇人RADIO(仮)人の目に見えない非言語コミュニケーションとコミュニティ コミュニティ編 中編」

こんにちは、宮川・岡田です。この記事では、「暇人ラジオ(仮):hima-2 暇人RADIO(仮)人の目に見えない非言語コミュニケーションとコミュニティ コミュニティ編 中編」での対談内容をまとめています。今回は生きることの優先順位から言語化の限界、そして非言語コミュニケーションの可能性について語り合いました。

(今回の内容はここから聞けます!)

目次


前回のおさらい:生きることの優先順位

岡田:前半では、コミュニティの話から自然発生的なコミュニティの良さ、そして海外の人々の暇の過ごし方、特にバリ島の人々の生き方の優先順位について話しましたね。

宮川:そうですね。バリ島の人にとって宗教が一番、次に家族を含めたライフスタイル、そして三番目に仕事という優先順位だったことが印象的でした。

「今ここ」を生きる:宮川の優先順位

宮川:僕自身の生きることの優先順位を考えたことなかったんですが、「人生は壮大な暇潰しである」という考えを昔から持っていました。

結局のところ、何が重要で何が重要じゃないかは時代の価値観とともに変わるものだから、暇つぶしなんじゃないかって。だから優先順位も変わってもいいものだと感じています。

岡田:なるほど。「今ここ」の今が大事ということですね。

宮川:そう、今の気分とか、今のムード、今置かれている状況が大事なんです。

写真の撮影に見る「心の動き」

宮川:例えば僕はデザインの仕事をしていますが、写真を撮る仕事が自分にすごく合ってるなと気づいたんです。

岡田:写真の仕事ですか?

宮川:そう、写真を撮ることが自分に合っているなと思って。どうしてかなと考えたら、写真って瞬間的なものなんですよね。切り取る時間軸がなくて、パッとやって終わり。それがすごく心地いい。

岡田:なるほど。「今ここ」の仕事なんですね。

宮川:そう、今この瞬間でここでしかないものをただ撮っている。自分の心が動いた瞬間にシャッターを押せるのが、なんかすごく気持ちいい。

実は写真って、人のことを撮っているようで、自分の一番好きなタイミングを記録している行為なんですよ。それってセラピーみたいだなと気づいたんです。

岡田:自分の心が動いた瞬間をマーキングしているような感じですね。

感情との関係性

宮川:そう考えると、自分の中で「心の動き」や「感情」が優先順位として高いのかもしれません。自由を担保しておくこと、自由にいつでも動けることが大事なんだと思います。

岡田:感情を大事にして生きるということですね。

宮川:そう。でも大人になると無意識的にいろんな制限をかけてしまう。「経験上こっちの方がいいから」とか。それって「老害」みたいなものかもしれませんね。

音楽:非言語コミュニケーションの極致

岡田:僕の場合、生きることの優先順位で考えると、「歌って過ごせる」日常があれば幸せだなと思います。

宮川:へえ、岡田さん歌うんですね。

岡田:そうなんです。あまりそういうキャラには見られないんですけど、家にいるときはずっと歌ってます。音楽はすごく好きで、小学生のときからピアノをやって、社会人までオーケストラをやっていました。

宮川:音楽ほどコミュニケーションが現れるものはないと思うんです。例えば僕はベースをやっていたんですが、バンドの中で人それぞれの性格が出るんですよね。

岡田:わかります!それすごくわかります。

宮川:セッションって本当に対話ですよね。非言語コミュニケーションの極致だと思います。楽譜なしの即興音楽をやると、「私はこれをしました、どうですか?」と音で問いかけて、どう答えが返ってくるか...それが楽しかったですね。

岡田:セッションって本当に対話ですもんね。性格が出るというか。

言語化の限界と抽象的な繋がり

宮川:最近、「何でも言語化しないといけない」という風潮がありますが、言語化すると失われるものがあるんじゃないかと思うんです。音楽をしているときの方が、喋っているときよりもいいコミュニケーションを取れているような気がしていました。

岡田:言語化を何かすごく正しいというふうに見る風潮がありますよね。でも言語って限界があるものだと思うんです。

例えばフランス語では蝶と蛾が同じ言葉で表されますが、日本では全く別物です。言葉の外形や成り立ちによって、その言語内の制限があって、その中で感じたことを表現するのはとても難しい。

宮川:なるほど、いいこと言いますね。言葉にならない感覚を表現しようとしても、言葉がある前に何か言い知れない何かを感じているじゃないですか。そっちの方が結局重要なんじゃないかな。

共感する感覚がコミュニティを作る

岡田:コミュニティの中にこの感覚の共有って大事な気がするんですよね。

宮川:そこですよね。前編で話した「居住空間」について集まるコミュニティでも、ランドマークとしてわかりやすいテーマはあるんだけど、「なんでこの人と気が合うんだろう」というのは言葉では言えない。

でも何か感じる人が世の中にはいて、言語化しなくても、目に見えないもので繋がっているような感覚があるんです。

岡田:もしかしたら音楽ってそのためのものでもあるんじゃないですか。そのときの空気や雰囲気を別の手法で残そうとしている試み。

宮川:それなんかすごくわかる感覚かもしれないです。すごいですね、2人で対話するからどんどん深掘りできるというか...

言葉以上の何かを感じる可能性

宮川:今日の対話で気づいたのは、言語化の限界ですね。言葉にすると陳腐になってしまう、言葉で表現したら30%くらいのものになってしまうから言わない方がいい...自分が何十倍ももっと感じていることがあるんじゃないか。

岡田:人間って大事なことを決めるときほど直感的だし感情的なものだと思うんです。例えば人生の伴侶を選ぶとき、計算ってあまりしないですよね。

まとめ:見えない可能性を広げる

宮川:なんか今日の対話で、自分の考え方がちょっと開けた感じがします。人のことを見るとき、自分の想像力以上の可能性があるんじゃないか。自分の「捉えられる器」がもっと広ければもっとわかるようになるのかなという感覚になりました。

岡田:それいいですね。捉えられる器をどう広げていくのか、また話せると面白いですね。

暇人ラジオ(仮)では、これからも「捉えられる器」を広げるような対話を続けていきます。次回もお楽しみに!


▼この記事を書いた人
岡田:様々なベンチャーの立ち上げに関わるフリーランス。知らないことは全部楽しいをモットーに活動中。ゲーミフィケーションを使って仕事を楽しくする。社労士、精神保健福祉士、公認心理師、キャリアコンサルタント、行政書士、保育士、宅建士等に合格の謎パーソン。

宮川:熊本在住。「毎日新しい自分になるのが好きな人」として、様々なプロジェクトに関わっています。デザイナー、映像制作、フォトグラファー、HP制作運営、居住空間学YouTubeチャンネル運営中。

【パーソナリティ】
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