カードリスト公開を受けて、新弾のカード感想・考察[ワイルドフォース、サイバージャッジ]
前回まで、作りたいデッキに焦点を当てて記事を書いてましたが、ついに収録カードリストが公開されましたので個人的に気になったカードをピックアップして、感想・考察をしたいと思います。
ワイルドフォース収録カード
まずは、ワイルドから〜
ワイルドの最初はコイツでしょう、マキシマムベルト。
サイバーのプライムに対し、ワイルド弱いなぁ…とか思ってたら、こっちにも居ましたよ…ザ・エーススペック。
Eレギュ落ちでVMAXがほぼ居なくなり、exメイン環境に完全に移り変わろうというタイミングで、ex特効の+50ダメですよ…。
280出せるポケモンが軒並み330(悪リザ)ラインに届く、180出せるポケモンが230(exタネ、Vタネ)ラインに届く様になったので、環境は更に混沌とする様相に。
各環境デッキ影響は様々ですが、ざっくりは上記のラインに届くのでどう安定して付けるかと、相手に使われた場合に耐える対策をするのか諦めるのか…が、主な考察ポイント。
処理方法はロストスイーパー一択、トラッシュ送りの剥がしや付いてるポケモンを倒すのでは、「ハマナのバックアップ」が居るので回収、再利用されます。
ロストスイーパーでロスト送りにして、確実に再利用不可にすること。
コイツの判明で考察してたガブライコ含めて、デッキ構成の再考をせざるを得なくなった。
(ガブライコの最新版はまた別途記事書きます。)
ワイルドの他のエーススペックは使うデッキを選び過ぎるので割愛。
なかよしポフィン、HP縛りでVIPパス代用が早速登場。
HP70以下のタネ縛りの代わりに使うターンを選ばなくなったので、元々進化タネや非ルールタネを並べるのがメインだった場合は汎用性が上がる結果に。
この影響で展開力を重視して小型メインの構成が増えると、手裏剣やロストマインが怖いが、マナフィーもジラーチも呼び出せるので対策も兼ねられる。
非常にバランスが良い調整がされている。
環境への影響としては、悪リザ、ロスギラが環境トップランクから落ちるかの懸念要素の一つだったVIPパスの代用と言うことで、コイツ単体での影響はほぼ無い。
おとりよせボックスは、山札から好きなグッズを2つ持ってこれるが使ったら番が終わってしまう。
指定カード持ってくる系は確かに強いのだが、それはあくまでそのまま自分の番で使える場合に限る。
使えないまま終わると何が起こるか…ナンジャモで山に埋められるならまだいい方で、同じパックに「ビワ」という、引いた分トラッシュ送りにするメタカードが存在する。
トラッシュされたグッズは、現在はダークライVSTARのスターアビス位しか回収手段が無い。
と言うことで、一見書いてある効果は強力だが、どうせ自分の番が終わるなら、ダメ出して好きなカード2枚を持ってくるこっちの方が優秀な稀ガス。
(手札干渉お祈りは一緒。)
ちょっと長くなってきたので、ワイルド収録の気になったポケモンはダダっと駆け抜けていこう。
サイバージャッジ収録カード
続いて、いくぜ!サイバー!
サイバーの最初はもちろんプライムキャッチャー。
使用条件なし、ボス+入れ替えを行なうサイバーのエーススペック代表。
使用時の注意は自分も入れ替え必須なこと。
入れ替え後に逃げて替わるか、指名した相手を倒せるベンチと入れ替える必要が有るのを忘れずに。
カイナとブジン位しか機能していなかった未来カテゴリーが、サイバーでガッツリ強化されるので未来染めもあり得るため、十分優秀。
そうゆうコンセプトなのか、ワザの必要エネが3〜なポケモンが多いのと、環境上位の展開力が変わらず対戦のテンポが落ちる気配が無いため、未来カテを使うなら必須になるかも。
デメリットなしのゴージャスマント…ヒーローマント。
無条件でHP100盛れるって一見強いんだけど、あなぬけ・クロススイッチャー落ちてもなお、相手のポケモン入れ替え手段は多いので、裏を狙われて置物化しかしなさそう。
古代でウミトリオとかベンチ狙撃増えたし。
セイジは特性持ちが対象外だが、強力な進化条件無視カード。
特に1進化ポケモンが後1から進化して動くことができる点は非常に強力。
ダメは出せずとも、耐久を上げて手持ちによってはエヴォでベンチまで進化させて返すという動きが可能。
エヴォとの組み合わせでいうと、ベンチにセイジで1進化目、エヴォで2進化目という動きも出来るのでエヴォ型2進化でも強いのを覚えておこう。(特に中間に特性持ちがいない、ピジョex建てるのに強い)
フルメタルラボは鋼限定だが、受けるダメを-30と中々強力。
環境に居るサフゴexやマキシマムの登場で復権しそうなオリジンディアルガVSTAR辺りに恩恵が有るのだが、ここにもう一つ組み合わせでガッツリ耐久が伸びる。
ガチガチバンド装着で計-60ダメ、サフゴexですら相手がマキシマム付けてても-10ダメである。
この組み合わせは頭に入れとかないと、火力不足で詰みにされる可能性があるので注意。
ちなみにこんなのも生きてる。
ベルはHP30以下と条件が大分狭いが、モミが落ちたので貴重な全回復。
デメリットはないがサポなのでターン1枚で対象1体とかゆいところに手が届かないパターンが結構出そう。
暗号マニアの解読は、山札から好きなカード2枚を引いてこられる様にセットできる。
特性やグッズでX枚引いたり、X枚見て対象のカードを手札に加えたり、場に出したり…というカードがたくさんあるので、これ等と組み合わせると非常に強力。
また、単純にサポ権使用に余裕があって使う場合は、次ターンに使いたいサポをセットして置くというそのまま使いもできるので汎用性は高い。
ミストエネルギーは付けてるポケモンが「ワザの効果を受けない」。
この効果は強制きぜつを防げたり、ダメカンを乗せる効果を防げたりと優秀。
防げないのは、ダメを与えてくる系のワザと覚えておこう。
(対象にXXダメやワザダメの+や×を防ぐのはできない。)
また、天敵は「かかっている効果を計算しない」であることも覚えておこう。
文字数エグくなってきました、サイバーのポケモンいきましょう。
ベラカスは1進化だがマナジラの特性を合わたものを持っている。
ついでに相手のバトルポケモンのエネ数依存だが、最低限の殴り性能がある。
テツノカシラは未来カテがバトルポケモンに与えるダメを+20してくれるバフ特性持ち。
複数並べて重ね掛けできるが、未来カテはベンチで育てる必要があるポケモンが多いので、並べて2体までか。
そして、下技は指定2体に耐性無視で50ダメを与える。
コレは「〜からダメージを受けない」を貫通する効果なので、先のベラカスやマナフィー、ミミッキュも特性やテラスのベンチ効果をすり抜けて、そのままダメを与えられることを覚えておこう。
リキキリンは特性でタネexからワザのダメージを受けない。(上に貫通してくる奴いるけど)
3エネ必要だが前に160、ベンチに30と最低限の火力が備わっている。
マキシマムを付けると210とそこそこのタネexが引っかかるラインになるが、サブアタッカーにタネVのデッキも多いのでめっちゃ環境に刺さるかというとそうでもない子。
ハッサムexのすごいところ、気付いてる?
鋼、1進化、次の番に受けるワザのダメージ-50…そうです、フルメタルラボ+ガチガチバンド+はがねのつばさで、なんと-110ダメージ。
一撃きぜつ狙うと380ダメを要求する圧倒的な壁性能を持っている。(弱点さえ突かれなければ)
メタングは1進化で建てやすくなった分、似た効果のジバコイルの特性から劣化している。
枚数は4枚、しかも見たカードは山はそのままで下送り、エネが無くてキーカードが居ると埋めることになってしまう。
残りはそこまで語る内容ないのでササッと
新弾全体としての感想
気付いたら4000字オーバーで長々書いてしまいましたが、面白い性能のカードが多く、エーススペックにより環境デッキは更に明確な有利不利の差が縮まる様に感じています。
更に色んなデッキが入り乱れる環境になりそうですが、その分色々楽しめる環境になるんじゃないかとワクワクしています。
とりあえず、私の当面の目標はガブライコでジムバ優勝です。
参戦結果はまた記事を書きたいと思います。
長い記事を最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(―△―)