真の力を解放。ソニーのWH-1000XM4を素人目線でレビュー(その2)
その1はこちら
はじめに
こんばんは。暇人33号🐹です。
前回はWH-1000XM4の仕様をメインにレビューさせていただきました。
今回は、筆者待望のUSB DAC(※1)、Fiio BTA30Proが届きましたので、WH-1000XM4単体の音質と、Fiio BTA30Proを併せた音質のレビューを行って参ります。
まず始めに、Fiio BTA30Proとは何か?からお話していきます。「そこはもう既に知ってるからいいよ🤨。」と思われた方々は、音質編まで読み飛ばしていただいて一向に構いません。
宜しければ、ご覧下さい。
そもそもFiio BTA30Proって何?
という風に感じられた方々もいらっしゃると思いますので、ご紹介させていただきます。
Fiioとは2007年に中国で設立された音響機器メーカーで、本製品のようなDACだけでなく、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)や、イヤホンなどの製品展開を行っています。
そのFiioのBluetoothレシーバー&トランスミッター機能が搭載されたUSB DACが、BTA30 Proなのです。
製品の特徴
筆者が注目した本製品の特徴は、ソニーが開発したBluetoothコーデックの、LDACの送受信に対応している所です。LDACだけでなく、SBC(受信のみ)・AAC(受信のみ)・aptX・aptX LL(送信のみ)・aptX HDと主要コーデックに対応しているのも嬉しい所。
LDACの受信に対応していても、送信に対応していない機器がほとんどの中、本製品は送受信に対応しており、しかも価格もDACとしてはリーズナブルです。
手持ちの機器(Mac、iPad、iPhone)ではLDACで再生させる事が出来なかったので、「コレはいつか絶対に買うぞ!」とずっと買えるチャンスを伺っておりました。
流石に筆者の財力上、LDACのためだけにウォークマンやXperiaは買えませんからね…。今回、色んな意味で運良く購入できてとても良かったです。
機能
機能は2つあり、
1️⃣Bluetooth受信機能
デバイスから本製品にBluetooth送信して、受信したものをスピーカーやアンプに出力します。
2️⃣Bluetooth送信機能
デバイスと本製品を有線接続して、Bluetoothスピーカーやヘッドホンに出力します。
となっています。筆者の使い方は2️⃣にあたります。
使い方
内容物は以下のようになっています。
それでは、使い方をお話しましょう。説明書を開いていきます。中華メーカー品なので、不自然な日本語で記述されていないか不安でしたが、ちゃんとした日本語で安心しました。
ひとまず、筆者はMacに繋ぐので、USB-Aをハブにぶっ挿し、USB-Cを本体後ろ側にぶっ挿します。筆者のデスク(というよりはミニテーブル)は非常に狭いので、置き場所に困りました。とりあえず、オーディオインターフェースのMOTU M2の上に載せときます。
繋ぐとすぐに電源が入りました。電源ボタンは本体前側の一番左にあって、一回押しでオン、5秒以上長押しでオフとなっています。
隣りにありますボタンを3秒以上長押しで、本体上部の右端のLEDが🔴🔵🔴🔵と点灯するとペアリングモードになります。
更に隣りのスイッチは、Bluetooth受信(BT RX)・送信(BT TX)・DACモードの切り替えが可能となっています。筆者の場合は送信機能を使いたいので、真ん中の送信(BT TX)にスイッチを合わせます。
そして、WH-1000XM4の方は、電源ボタンを長押ししてペアリングモードにします。するとすぐに繋がってくれます。
さて、LDACのパワーとは一体どれほどのものなのでしょうか…。次項からは、いよいよ音質編です。
音質
その前に、WH-1000XM4をiPhone(AAC)に繋いだ素のサウンドを聞いてみます。
基本的に専用アプリのイコライザーは何もいじっていない、素のWH-1000XM4サウンドです。
WH-1000XM4 × iPhone(AAC)
始めに感じたのは、低音が強くそれぞれの音の輪郭がハッキリとしたサウンドだということです。しかし、低音が強いからといって、中音域や高音域がその分犠牲になっているわけではない、とてもバランス感のある感じです。
専用アプリのイコライザーを「Bright」にすると、サ行やシンバルの音が耳に刺さってくる感じが若干ありますが、概ね好印象な音質で、AACでも十分に楽しめるレベルの音質だと思いました。
WH-1000XM4 × iPhone(AAC DSEE Extreme)
WH-1000XM4に搭載されているDSEE(「Disital Sound Enhancement Engine」の略) Extremeとは、音楽データを圧縮して送信する過程で失われた高域信号を低域信号の成分から予測し補完する技術です。平たく書くと、音質をアップさせる技術です。
この技術により、極めて高い音質を誇る本製品。AACと比べて、どれほど音質がアップしたのでしょうか?早速、聞いてみました。
🎧 🎧 🎧
おお、確かに違う。AACでは混じって聞こえたサウンドも、それぞれがキチンと独立して聞こえるようになった結果、定位感がグンとアップしていますね。また、先述の「Bright」でも高音域が刺さる感じが薄まったように感じます。コレは失われた高音域が補完された事によるのでしょうか?
聞く音楽を選ばない本製品の特性と相まって、パフォーマンスを大幅にアップさせてくれる、DSEE Extreme。欠点はヘッドホンのバッテリーの減りが早くなる事ですが、個人的には気にならないレベルです。
WF-1000XM3のDSEE HX使用時は、イヤホンだから仕方ない一面はあったのですが、バッテリーが恐ろしいくらい早く減ったので使用を躊躇していました。しかし本製品はそんな事を気にせずガンガン使えます。
個人的には本製品を使用する際は、専用アプリでDSEE Extremeを常時オンにする事をおすすめしたいです。
WH-1000XM4 × Fiio BTA30Pro(LDAC)
さて、いよいよLDACサウンドを体感していきます!前項のFiio BTA30Pro(LDAC)と併せて使用して、LDACが如何程のものかをお話していきます。
🎧 🎧 🎧
おおー!個人的な感想ですが、DSEE Extreme使用時よりも更に音質がアップしたように感じます。よりハッキリとそれぞれの楽器の音を感じ取れ、ボーカルの息遣いも繊細に表現されていますね。特に女性ボーカルがとても美しく聞こえるようになった印象です。
DSEE Extremeの時点で既に素晴らしすぎる音質だったのに、LDACでそれを更に上回ってきました。驚きです😳。
…コレは本製品の欠点ではないのですが、強いて欠点を書くのならば、iPhoneではLDACサウンドを体感する事が出来ない事です。
iPhoneに繋げられるLDAC送信機能付きBluetoothトランスミッターが発売されたら地味に売れそうな気がするのですけどね🤔。
感想
前回の投稿で、「もう一つのメイン機を」という風に書きましたけど、「もうこっちがメイン機でいいや」というのが筆者の感想です。
いや、AirPods Maxも十二分に良いヘッドホンなのですよ。音質も良い意味でニュートラルで、空間オーディオで聞けるコンテンツも増えてきてますし、DAZNやAmazon primeで動画視聴する際はAirPods Maxを使用してますし。外音取り込みも、AirPods Maxの方が本製品よりも自然です。
しかし、音楽を聞いて圧倒的に楽しいのは、間違い無く本製品です。DSEE ExtremeとLDACに完全に魅了されてしまいました。
買って良かった。本当にそう思います。末永く使っていきたいです☺️。
最後に
まさか二部に分ける事になろうとは当初思っていませんでした。引用で文字数を稼いでいる感がありましたが、如何でしたでしょうか?
本記事を少しでも楽しんでいただけたのなら、幸いでございます。
今後は、イヤホンやヘッドホンだけでなく、キーボード⌨️のレビューなども行っていきたいと考えております。その際は是非、暇人33号のnoteを見てやって下さいませ🙇♀️。
かなり長文の本記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊。
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それでは、今日はこの辺で。
また会いましょう🤗。
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