ネットワーク規模「LAN、PAN、MAN、WAN」とは?( IoTのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書)
「図解即戦力 IoTのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書 IoT検定パワーユーザー対応版」を読みました。
「IoTといえば、モノとモノが通信で繋がることで便利になるんだな」という程度でした理解できていなかったのですが、本書を読む事で、IoT概要は勿論、IoTに関係する「ネットワーク」「デバイス」「プラットフォーム」など、少しとっつきづらい情報を広く浅く全体像が掴めるようになったと感じました。
IoTの基礎となる「ネットワークの規模」について本書で学んだことをまとめました。
ネットワークの規模
ネットワークの規模には、PAN、LAN、MAN、WANなどの種類があり、それぞれに特徴があります。
PAN
Personal Area Networkのことで、個人周辺の機器間の通信を行うネットワークです。
近距離で通信を行うため、低消費電力で通信を行うことができる特徴があります。したがって、PANの大きなメリットは「省電力」です。
一方で、「通信できるデータ量が小さい」というデメリットもあります。
LAN
Local Area Networkのことで、同じ部屋やビル内にある数台のコンピュータを接続するネットワークです。
例えば、学校や会社のコンピュータ、サーバ、その他設備を接続します。多くの場合、サーバー間の接続はイーサネットケーブルで行われ、エンドデバイスはワイヤレス接続(Wi-Fi)で相互に通信します。
MAN
Metropolitan Area Networkのことで、1つの都市全域をカバーするネットワークです。
WAN
Wide Area Networkのことで、世界的な規模でコンピュータを接続したネットワークです。
狭義にはLANとLANを接続したネットワークのことを指し、広義には世界中の機器をつないだインターネットと同じ意味を指します。
WANのネットワーク構築や管理、運用は「キャリア」と呼ばれる電気通信業者が行います。
まとめ
ネットワークには、通信できる規模によってLAN、PAN、MAN、WANなどの種類があり、それぞれの規模でネットワーク構築しながら、規模の違うネットワークとも接続していくということが理解できました。
これまで漠然と「ネットワークって何だろう?」「IoTはモノとモノが繋がるんだな~」としかわかっていなかったため、通信について理解を深める初めの一歩を踏み出すことが出来たなと思います!