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大切にしたい価値観「学び・創造・影響」(コーチング・マネジメント)

伊藤守著「コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる 」を読みました。

コーチングや対話に興味があり、これまで何冊か本を読んでみました。

本書では、「ゴールの先の未来」フーチャーページングについて書かれている章が印象的でした。

ゴールは一通過地点に過ぎず、ゴールの先の未来をイメージすることによって、総合的に成功できるということでした。


本書を読みながら、私自身も考えました。

1年先か、3年先か、10年先かわからないけれど、今の仕事を辞める時に自分はどうなっていたいのか。

辞める時に、一番欲しいのは、人間関係・信頼だと思いました。今の仕事を通してつくる人間関係が、仕事を辞めた際に途切れるのではなくて、仕事を辞めた後にも一人の人として、たまに連絡を取り合えるような関係性を少しでも深く広く作りたいと思いました。

そのためには、一つ一つのコミュニケーションで、相手に少し感動や喜びを与えること。相手のニーズ・頼まれたこと「+α」を常に少しでも与えること。感動・喜び・+αで、今、関わっている人との関係性を深めていきたいと思いました。

また、一番の自分の仕事・役割を丁寧に行いたいとも思いました。なんでもできる人ではなくて、特定分野の経験と知識を積み重ねていきたいです。例えば、マーケティング・新規ビジネス・社内コミュニケーション・SDGs・コーチング・ライティング・デザインなどの分野で、まずは経験や知識を積み重ねたいです。


また、本を読んでいてもう一つ、不安と疑問が頭に浮かびました。

自分はコーチングや対話に興味があると思っていたが、コーチになりたいのか、ただコーチと話をしたいのか。

人に話を聴いてほしい、共感してほしい、一緒に考えてほしいという感情が自分に強くあることを認識しています。

そして、「問う」ことに興味関心はある一方で、相手が話しやすい雰囲気を作ること、良い関係性を築くことが、私はそこまで得意ではありません。

情報を受け取る「リセプター」有無への言及が本書でもありましたが、私は、自分にリセプターを作ることも、相手のリセプターを探すことも苦手だなと感じました。

私が大切にしたい価値観は「学ぶこと」「創造的であること」「影響を与えること」だと気が付きました。

もちろん、苦手なことは練習すれば良いし、得意なことは常に変化すると思います。ただ、私は自分が得意なことを伸ばすことを重視したいです。となると、コーチングを学び、経験も積みたいと思って本を読んでいましたが、コーチングに必要なスキルと自分が伸ばしていきたいスキルが少し違っていると気づくことができました。