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誰からも必要とされないこと、自分の強みが活かされないことは、すごくすごく孤独で悲しい(3分間コーチ)
伊藤守著「3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術」を読みました。
春、新入社員が入社して、教育を担当する初めての後輩が出来ました。
後輩がモチベーション高く、やりがいを感じながら、成長するためのサポートが出来る人になりたいと思い、ヒントを求めて本書を手に取りました。
一番大切なことは、「後輩のことを考える時間を確保して、後輩の”今”の状況を知るためにコミュニケーションを取ること」だと感じました。一度、しっかりと時間を取って会話をすると、つい相手についてよく理解した気になりますが、相手の状況も感情も常に変化します。それなので、後輩の状況や感情について考える時間を確保することで、後輩の”今”の状況でわからないことがあることに気が付き、後輩とコミュニケーションを取るという繰り返しが大切だとわかりました。
本書で印象的だったこと、覚えておきたいことを簡単にまとめてみました。
1.後輩について知りたいことリスト
突然、後輩について考えるというのは、”ぼんやり”していて分かりづらいので、どのような切り口で質問をするのか、本書の中で印象的だった観点をいくつかまとめてみました。
◆後輩について知りたいことリスト
誕生日はいつか?
趣味は何か?
家族構成は?
人間関係は良好か?
体調は問題ないか?
仕事との相性は大丈夫か?
強みは何か?
仕事からお金以外で何を手にしているか?
出会い立ての頃はもちろん、趣味や人間関係、強み、価値観などは常に変化するものなので、後輩は”今”どういう状況にあるのかを知るために、小まめにコミュニケーションを取っていくことが大切だとわかりました。
2.後輩が声をかけやすい状況をつくる
本書を読んでいて印象的だったのは、「何か困ったときはいつでも声をかけてね」という声がけでは、漠然としていて相談しづらいということです。
私自身も、先輩や上司から「困ったときは相談してね」と声をかけてもらったことがありますが、何を質問すれば良いかわからない状態の時、自分の相談事の優先順位や重要性がよくわからない時、遠慮して声をかけられなかったことがあります。
「困ったときは相談してね」ではなくて、「優先順位がわからなくなったら相談してね」「頭の整理をしたいときは相談してね」「資料を作成する前は相談してね」など、どんな時に声をかえれば良いのか具体的に伝えることが大切だとわかりました。
3.アクノレッジメント
アクノレッジメントとは、「相手に現れている違いや変化、成長や成果にいち早く気づき、それを言語化して、相手にはっきり伝えること」です。
自分がやったことを通して、自分の変化や成長を知ることは喜びとなり、自己成長感が人のやる気や自発性を強く促すエネルギー源となるそうです。
例えば、朝、「今日一日何をするのか」を聞いて、夕方、「朝、話していたことが出来たかどうか」を具体的に聞くことは、すぐに私も実践できそうだと思いました。
まとめ
「人が自分の役割、居場所を感じられるサポートをしたい」「人がやりがい、生きがいを持てる仕組みを作りたい」
なぜかというと、誰からも必要とされないこと、自分の強みが活かされないことは、すごくすごく孤独で悲しいことだから。
就職活動をする時も、社会人になってからも、必要とされない”孤独”の解消に自分の人生を使いたいと漠然と考えていました。
今、新しく後輩が出来て、指導・サポートを担当することになり、まずは、1人の後輩の役割や居場所づくり、やりがい・生きがいを持てる仕組みづくりに全力で取り組みたいと思います。