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似ていないアイデアを選ぶ(面白いって何なんすか!?問題)
井村光明著「面白いって何なんすか!?問題――センスは「考え方」より「選び方」で身につく」を読みました。本屋さんで平積みされているのを見て、タイトルと表紙が気になって手に取りました。
1.人は感情で物を買って理論で正当化する
普段、わたしは、マーケティングや社内コミュニケーション関連の業務をしていて、読み手にとって「面白い」とは何かが気になっていた。
マーケティングの勉強をしていた時に、「人は感情で物を買って理論で正当化する」という理論を知りました。つまり、人間が何か購入・行動する時、まずは「面白い」「欲しい」「これ良いな!」という感情が生じる。そして、その後「今しか購入できないから…」「お買い得だから」「これは今自分にとって必要な○○という機能があるから」のように、意味付けをすることで、実際に購入・行動をするということだ。
左脳の説得。つまり、購入すべき理由の説明は、USPを整理したり、わかりやすい伝え方をしたりするなど比較的やるべき事は明確だと思う。
一方で、右脳の説得。つまり、購入したいという感情を湧き起こす。「面白い」「欲しい」「これ良いな!」というように、感情を動かすには、何をどのように伝えれば良いのか。。。
そんな風に「面白い」とは何かについて、悶々と考えている時に、本書に出会った。
2.面白いとは何か
本書によると、面白いとは、「面白いとは何かなんて、誰にもわからないけれど、良い企画や文章を書くために大事なことは、分かりやすいこと・似ていないこと・偶然そんな単語を見つけること」だと理解した。
面白いかは何かを考えることは難しいし、分からないけれど、面白いものを生み出すために出来る事が何かが分かった。
それは、
①分かりづらい企画を取り除くこと
②自分のアイデアの中から他の人と似ているアイデアを取り除くこと
③似ていないアイデアを「選ぶ」こと
である。
3.まとめ
面白いコンテンツを作成するには、まずはそもそもアイデアを沢山だしてみること。そして、その中から、分かりづらいアイデアと、似ているアイデアとを取り除くこと。最後に、似ていないアイデアを「選ぶ」というプロセスを踏むのはどうかと本書で説明されていた。
これから、マーケティングコンテンツ作成の際や、社内コミュニケーション施策や企画立案の際に、早速このプロセスを試してみようと思った。
「似ていないアイデアを選ぶ」という考え方を今までしたことが無かったので、どんなアウトプットが出来るのか楽しみだ。