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5分日記7/14 オシドリ烏
仕事帰りに自販機でジュースを買い、あちぃあちぃと思いながら駅のホームか、あるいは駅までの道すがらにジュースを飲むのが俺の日課だが、最近、駅で仲良しカラスを発見した。
電車の上にある電線に、仲良く並んで座っている二羽のカラスだ。
この二羽を見かけるたのは今日が初めてではない。
何週間も前だが、同じ場所・同じような時間にこの二羽を見た。
……夫婦なのだろうか? それとも兄弟か、姉妹か。……あるいは友達?
その辺は分からないが、仲のいい野生動物を見ると、不思議な魅力を感じる自分に気づいた。
野生動物と聞くと、俺はペットの対義語のように感じてしまう。
弱肉強食の世界で生きる、合理的で機械的な存在。そんな風に感じてしまうのだ。
それが――こんな風に、愛情をもって他者と接している姿を見て、なんだ、世の中捨てたもんじゃないな、と思うのだと思う。
彼ら彼女らの幸せに思いを馳せながら。今日はこれで終わる。