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【ITエンジニア】転職サービスはどう選んだら良い?
こんにちは。ひまパパです。
コロナ禍の中、今年(2021年)人生4回目の転職活動を終え5社目の会社に就職いたしました。
転職エントリーはこちら。
世の中には転職を目的としたサービスが溢れており、転職の経験が少ない人はどれを利用すればよいのか迷うかもしれません。
私が4回の転職を通して得た答えは、「転職の経験に応じてサービスを使い分けるのが良い」という答えになりましたので解説いたします。
転職初心者は手厚いサービスをしてくれる大手エージェント系が〇
「はじめて転職をするんだけど」
「何が必要で、どのように進めていけばよいかわからない」
「職務経歴書や面接対策もしてほしい」
このように初めて転職を手探りで行っていく人には大手転職エージェント系の利用がおススメです。
大手エージェント系では選任のエージェントがついてくれてキャリアの相談、転職で実現したいことのヒアリング、職務経歴書の作成支援、面接練習等至れり尽くせりで対応してくれます。
そして基本的に求職者が支払うお金はタダ。
色々と相談しながら進められるので初心者の転職成功率は高くなると思います。
ただし後述するエージェントサービスの企業側ビジネスモデルに起因して
「あまりゆっくりと転職活動をすることはできない」という条件が付く場合があります。
エージェント系就職サービスは大手が良い?
3回目の転職時にいくつか中小企業のエージェントサービスを利用したことがあるのですが、私の答えとしては
「中小転職エージェントを使う意味はあまりないのでは」
という感想です。
特定の業界に特化したエージェントなら少しは意味があるのかもしれませんが、大手企業エージェントはその辺まで普通にカバーしていたりします。(そもそもエージェントの人が多いので)
<中小エージェントしか持っていない求人はあまりない?>
中小エージェントと求人企業が昔からの古い仲で、そこにしか求人を出していない可能性が一部のパターンであるかもしれませんがそもそもそういう求人企業は採用に積極的ではないのでスルーでよいと思います。
またそういうパターン自体が多くなく中小エージェントに回っている求人は大抵大手エージェントにも回っている気がします。
<使えるツールがしょぼい事が多い?>
転職活動を開始すると、
・企業の求人票の閲覧
・応募や選考のステータス管理、日程調整
・職務経歴書の作成ツール
・各種ノウハウやTips集の閲覧
などをWebシステムで管理・閲覧します。中小エージェントはお金がないのでこの辺がショボいです。ヒドいとこは基本Eメールでのやり取りです。
大手エージェント企業の提供するツールは便利で多機能で使いやすいことが多く、また必要な情報が多数共有されることが多いです。
<エージェント自体の質が劣る傾向?>
エージェント自体も「大手企業に勤めるエージェント」と「中小企業のエージェント」では素養から違ってくる傾向がある気がします。
中小企業にいるということはやはりそれなりの人であるケースが多く、こちらの意図を正確に読み取ってもらえなかったり、意思疎通に難があったり、スケジュール管理や選考管理が下手くそであったりする傾向がありました。
ただしこれはあくまで「傾向」ですので、中小企業エージェントでも優秀な人がいたり、大手企業エージェントでも自分に合わない人がいたりします。担当を変える事などもできるので必要に応じて利用しましょう。
多くのエージェントを同時に使うのもあまりオススメできません。やりとりやメール等、管理できなくなってしまうと思います。
多くて3社、良いエージェントに巡り合えるなら1社に絞るのでも良いと思います。
ゆっくり吟味し希望の会社を狙い撃ちする場合は自己応募型転職サービス
転職エージェントのデメリットは「割と転職を急がされる傾向がある」事です。この理由を転職エージェントのビジネスモデルを元に解説していきます。
転職エージェントのビジネスモデルは「成功報酬型」
先ほど「転職エージェントのサービスは求職者は基本的にタダ」と書きました。それではエージェント企業はどのように利益を上げ、事業としているのでしょうか。
転職エージェントは求職者を企業に入社させる事に成功すると転職時想定年収の30%程度を成功報酬として当該企業から支払われます。
(報酬割合はエージェントによって変わります)
例えば想定年収500万円の求職者を入社させた場合。
入社した企業→エージェント企業に 500万×0.3=150万の報酬が支払われます。
この仕組みを理解した上でエージェント企業がもっとも利益を上げる方法はどのようなものになるでしょうか。
答えは「なるべく高く、なるべく早く転職を決める」ことになります。
逆にエージェント企業の立場で最もダメなパターンは?
「たくさん時間をかけたけど結局入社させられなかった」です。
この場合、エージェント企業は完全な赤字です。
この関係で「サービスの利用は〇か月まで」という条件が定められている場合があります。エージェント企業の立場で考えると、いつまでも転職を決められない求職者の相手をしていても赤字が膨らむばかりなので仕方ないですね。
以上の事からエージェント企業はしばしば求職者の指向や意思を棚上げして「ともかく内定を得られる」方向にもっていく傾向が出る事がしばしばあります。
とはいっても利用者からの評価が低くなってしまうとユーザーが減り、長期的にマイナスになるのでそこまで露骨なものではないかもしれませんが
「求職者の志望度や条件を少し下げて、決まりそうな求人を紹介し選考に持っていく」くらいはやると思います。
(書いてて賃貸の不動産屋の手法と似てるなぁと思いました)
ですので、
「ゆっくり企業や求人を吟味したい」
「そこまで転職を急いでいない」
「チャンスをじっくり待ちたい」
というような方は、自己応募型転職サービスを利用しましょう。こちらも記事の後半で具体的なサービスを紹介します。
※利用期限を設けていないエージェントサービスもあります。ですがビジネスモデルは基本的に同じなので、いつまでも転職を決められない求職者に対しては優先度を下げられる等の対応が取られると思います。
転職の経験豊富かつ引く手あまたの場合はスカウト型+自己応募型+企業サイトへの直接応募
私も今回4回目の転職でしたが、4回目ともなると職務経歴書の書き方や選考の進め方も手慣れたものになってきます。この段階になってくると手厚いエージェントのサポート等は不要ですし、しっかりと企業や業界の動向を探りながらの転職活動が可能です。
スカウト型とは
職務経歴書をWeb上で公開すると、企業やエージェントからスカウトメールを受け取り選考を進めていくやり方です。第二新卒などまだまだ若手の方にはスカウトされにくい傾向がありますがしっかりと経験を積んだ中堅社員以上には大変オススメできます。
何より職務経歴書を見て企業側から「会ってみたい」と言われるわけですから、内定率も高くなる傾向があります。
自己応募型とは
エージェントを利用せず、求人票が集まっているサイト・サービスにおいて自分で応募していく形となります。(リクナビNEXT等)
エージェントがいないので自分のペースで進める事ができます。
企業側の視点として見ると求人を掲載するのにお金がかかります。
(2週間〇万円~等)
エージェント型と違って入社させる事ができたとしても企業が成功報酬を払う必要はありません。
たくさん入社させることができればお得ですが「求人を掲載したけど一人も内定を出せなかった」場合でもコストがかかります。
目的の企業が自己応募型サービスへの掲載が無い場合は、その企業独自の求人窓口を開いていないかを確認しましょう。
企業サイトへの直接応募とは
起業サイトへの直接応募とは、行きたい企業のホームページなどに設置されている求人案内などに自身で直接応募することです。実はこの方法は求人企業側にもメリットがあります。
先に書きました通り、エージェント企業に人を紹介してもらうパターンでは内定・入社させると一定の成功報酬を支払わなければなりません。
企業サイトへの直接応募の場合はそれが不要となります。
エージェントを使った場合、年収500万円の人材の採用でも150万~の成功報酬が必要となるので、これが不要となることは大きいです。
特に応募する企業があまり大きくない規模の会社の場合は喜ばれるでしょう。大手企業の場合は「多少のお金の節約より良い人が欲しい」場合もあるので、あまりアドバンテージにならないケースもあるかもしれません。
まとめ
以上、「転職における自分のスキル・緊急度に合わせて転職サービスを使いわける」のがよさそうだね、という事でした。
これより下の部分では私が使ってみて良かったサービス、悪かったサービス、オススメの使い方について記載します。一部有料となっていますが転職活動が上手くいっている方は購入する必要はございません。
(ちょっと記事内で毒を吐いており、検索ロボットにクロールされたくない関係もあり一部を有料コンテンツとさせてください…)
良かったエージェント企業
4回の転職で5社ほど使いましたがやはりダントツで良かったのは「リクルートエージェント」です。
初回の面談時にしっかりとヒアリングをしてくれますしツールも使いやすい。職務経歴書に関しても作成支援やレビューもしていただけます。
体制として求職者一人に専任のエージェントが一人つくので転職活動中に親身に相談をすることができます。求人票も見やすくでGOOD。
企業との面接の日程調整や面接後のアフターフォロー(※)もしてくれます。
※例えば緊張して力の半分も出なかった…などをエージェントに伝えると、エージェントから企業に対してフォローの連絡を入れてくれたり。
面接時に聞けなかったちょっと聞きにくい質問を代わりに聞いてくれたり等サポートが充実しています。
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