カブアンドについて正式発表されたので解説する
カブアンドのサービス内容が正式告知されたので見てみよう
カブアンドで配る予定のカブ(カタカナのカブはカブアンドの種類株を意味して、譲渡制限等がついており上場するまで無価値のカブ)は6億カブ。1カブは5円だという見積もりなのでそのとおりに進んだとして、30億円分のカブを配ることになる。ちなみに30億株(こちらはちゃんとした株)は前澤さんが持ってて、配られるのは全体の16.7%に過ぎない。
カブアンドはただの代理店中抜き事業者だ。すべてのサービスはどこかと契約してやってもらってるだけだ。
30億ポイントを還元率はサービスごとで違うから、きりがいいところで3%で配るとする。この場合1000億円の売上が必要ということになる。
当然、CMなどもしているし、運営コストもあるだろうし、何より収益を全額還元する必要などないので、カブアンドは配る以外にも代理店事業から収益を得ているだろう。これもすごく甘く見て3~7%くらいと見ようか。
実際に上場できたとする。予定通り1株5円になったとする。
カブアンドユーザーは得たポイントが現金化できるようになる。還元率3%だ!やったね!リスクを背負ったからこの還元率が得られたんだ!えーと1人あたり、月2万円をカブアンドにつかってたとして、上場が4年後だとすると、28800円ゲットだ!やったね!
前澤さん側は、ここまでの代理店中抜き売上から収益として30億~70億円をすでに得ている。ボロ儲けだ。やったね!
さらに上場して1株5円になると、30億株×5円で150億円。
150+30~70=180~220億円を何も生み出さずに代理店事業でボロ儲け!すげー!前澤さんすげー!
次に1株が2倍の10円になったときを計算してみよう。カブアンドのシステムでそんなことがあるとしたら、それは第一回配布時点で上場が決まってるような大成功のときで計算する。
カブアンドは「2024年4月に株価を再計算し配る」と言っている。つまり、株配布時には1カブ10円換算で配られる。つまり「別に配られる人は儲からない」。配られるカブの合計が60億円分になるだけだ。
ユーザーがもらえる株は28800円から変わらない。
前澤さんは単純に倍になる。60~140億円の事業収益と、30億株が300億円、合計360億円~440億円がボロ儲け!うおおおおおすげええええ!!!
次に、「5円で配ったあと上場したときに10円の値段がついた」場合を想定しよう。
ユーザーは倍の57600円がもらえる。還元率6%だ!やったね!
前澤さんは30~70億円の事業収益と、30億株が300億円、330~370億円だ。
最後に、上場できなかったまま解散するケースを考えよう。カブは半分しか配られなかったとする。
ユーザーはもらえるお金は0円だ。あなたのカブは無価値になりました。残念。
前澤さんの株も無価値になるので0円。
15億円分のカブが配られてるので、前澤さんはその分の事業収益で15億円~35億円はゲットできてるけどね。
というわけで、こうして整理するとユーザーは0円~10%還元(だいたい58800円)を貰えるというサービスだと思う。
あとは期待値を出すなら上場確率はうーん、このサービスだと僕は10%もないんじゃないかなと思う。だから僕計算の期待値は0.1をかけて2年後に2880円、還元率期待値は最大でも0.3%ってところかな。
だから僕はカブアンド使うのは馬鹿だと思う。
30~40倍に株価がなる?それは、カブアンドが得た収益を使って新事業をおこし、それが超大成功した場合にしか起こり得ないよ。
でも前澤さんは、カブアンドが成功してても、新事業は別の会社で起こすと思うよ。
カブアンドの株価が30~40倍になるのは、なぜかカブアンド催眠光線が日本中に照射されて、日本中の人がカブアンドに乗り換えて、カブアンドが日本最強の企業になるとかでもきついんじゃないかな?
あと、電気代とかは燃料費で他のサービスより高くなったり、たとえばモバイルだともっと安いサービスがいくらでもあるね。
さらに、カブアンドのサービスは2年縛りや3年縛りや5年縛りがあるので、乗り換えられないというデメリットもあるね。
やっぱりカブアンド使うのは馬鹿だと思う