えりぞvs借金玉裁判について⑦第二回弁論準備手続

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令和4年3月10日第二回弁論準備手続

原告 2021年10月25日付けの第一準備書面を陳述

これですね。まだ陳述してなかったんだそういえば。

被告 ご参考資料と題する書面を陳述

これですね。準備書面ではなく「ご参考資料」になってました。

被告の主張

・第一回弁論準備手続における、裁判官の求釈明(被告は借金玉であるか。被告は本件ツイートを投稿した当人であるか)についての回答は留保する。いつまで留保するかは回答できない。

・ご参考資料については、準備書面として扱ってもよい。

・2021年10月25日付け調査嘱託について、本件債務不存在確認訴訟において個人情報の開示は相当ではなく、異議がある。

・令和4年5月11日までに、本件ツイートにつき、原告が被告に対して損害賠償責任を負うことについて、主張立証を行う。

原告の主張

・令和4年5月11日までにご参考資料に対して、必要な範囲で反論を行う

解説

次回期日は5月18日なので一週間前までに双方書類提出ってことですね。本件の争点となる債務の存在については、次回被告が主張立証を行うということなので、次回期日が天王山になるんじゃないかなと思います。

ただ、被告主張の最後、”原告が被告に対して損害賠償責任を負うことを主張立証する”は、つまりは借金玉であると認めてるに等しいと思うのですが。

被告第一準備書面の続き

2個前のnoteではカットした部分をここに書きます。原文ままです。

(準備書面のときは2巻が未発売だったから1巻だけだったけどね)

こういった書籍のご監修を行われている清水弁護士のことであるから、そこには私の如き不勉強者には計り知れないご意図があるのだろう。まさか、依頼人に起きることが「他人事」のわけもなく、ぜひとも深慮遠謀のほどをご説明願いたい。

単行本の画像をバーン!ってでかく貼り付けたあとにこういう文章があったんですね。あえてカットしましたけど。そしたらイッヌさん(https://twitter.com/intent/user?user_id=1002374591711346688)が、「しょせん他人事ですからの漫画みただけで準備書面思い出してしまうw」みたいな事をつぶやいてたので、この人は閲覧に行ったか、原告に書類を見せてもらった、または写しをもらったねという話をしました。

今日確認してきましたが、被告第一準備書面が提出されてから、僕のnoteが投稿されるまでの間に、他に閲覧してる人は一人もいませんでした。なのでイッヌさんが閲覧にきたという事実はなく、イッヌさんはおそらくえりぞさんから書類を見せてもらったか、写しをもらったか、見せてもらった人から又聞きしたとかだと推認されます。

裁判というものも、裁判官は自由に心証を形成していいと定められているとおり、法律の文章を杓子定規にピッチリ決めるだけのものではなく、こういう推認を積み重ねてきちんと裁判官にわかってもらうゲームです。私が裁判とは裁判官わからせゲームだ、というのはそういうことです。

余談

ところで、「しょせん他人事ですから」は漫画としてはまー僕点数では75点くらいの、これ裁判経験ないときちんと読めないんじゃねーのって思う漫画ではあるのですが、タイトルの「しょせん他人事ですから」というのは、作中で語られている意図は「しょせん弁護士というのは依頼人に雇われて仕事をこなす他人に過ぎない。本質的には他人事として職務に淡々と誠実に打ち込むべきものであり、自分事として感情的になったりすべきではない。あくまで他人としての立場で依頼者を支え、アドバイスし、その決断に従うものである」というものだと思います。

この点だけは、とても弁護士らしく、そして正しい意見であると僕も思います。僕は僕が依頼した弁護士を、他人として信頼していました。

有料にした理由

善意でやってるのに、ディスられながら手間とコストをかけるほど暇じゃないので、有料にしてみました。有料部分の引用の一切を禁止しますし、見つけたら法的措置もやる男だということはいちいち言わなくてもわかっていただけると思います。ただまあ最低金額ではあります。

感想とかはいいですよ。あと問題無いと思う範囲で各自がある程度概要ベースで引用したりするのもいいです。ライン超えたやつがいたらやるってだけですから。

補足

次の記事(5/18の期日のやつ)を公開するときにこの記事は無料化する予定で、今後も多分そんなかんじです

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