第九話 私の姉の話①
今回は私の話からはそれるが、姉の話を少ししてみようと思う。
私には4歳上の姉がいる。姉と私の二人姉弟だ。どんな姉だったか一言でいえば、そう、どうしようもない姉である。容姿はさほど悪くないほうだとは思う。私は小学四年生で転校したので姉は中学二年生、中学に上がってからの姉は、繰り返しになるが本っ当にどうしようもない、漫画に出てきそうな田舎のどヤンキーだった。
オキシドールで髪を脱色(当時はオキシで脱色するのが主流でした)して、派手な化粧をして、中学一年生からスナックで働き、盗んできた原チャリでシンナーを吸いながら走り回って、いつも違う男と一緒にいて、尾崎豊の世界観から抜け出してきたような、お茶目な姉だ。。。彼氏や友達たちと単車(バイク)で私の小学校の校庭まで流しに来た時には、顔から火が出るほど恥ずかしかった。
最初の方の回でも書いたが、私の家は両親が不在なことが多かったため、姉の友人達の溜まり場になっていた。私はよくパシられてタバコを買いに行かされていた。(当時は子供でも、お店でも自販機でもお酒もタバコも買えました)急いでタバコを買って、タバコの煙で真っ白な、シンナーの臭いが充満して、姉のベッドでは誰かしらがSEXしている部屋に届ける。
私は実家に住んでいたころは、地元のヤンキーの人たちからはH美の弟と呼ばれていた。まあ、良かった事と言えば、虐められることはなかったというくらいだ。後は姉の男に車でどこかに連れて行ってもらった事もかな........
書きながら昔を思い出して、ちょっとだけ楽しくなってきたので、次回も姉の話を書こうと思います。
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次回に続く
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