🔰生成AI: プロンプトの System, User, Assistant って、もう何なん？！ Pt.2

hima2b4

2025年2月20日 12:44

まえがき

プロンプトの System, User, Assistant …？それぞれ何を記述すればいいか、全然分からない…🤯

AIチャットを活用したいけど、プロンプトの役割や書き方がイマイチ分からない…。特に System, User, Assistant の違いが分からなくて困っていませんか？😩

以下は、System, User, Assistant に関する私のnote記事です。
”❤”は少ないけど、アクセス数はめっちゃ多いんです(笑)。それだけ興味ある方が多いのかなと思います。

ただ、説明を聞けば聞くほど… 見れば見るほど…

…ってところもあるような気がしますので、今回は、カフェのコンセプトを考える例を通して、System, User, Assistant の役割を具体的に見ていきたいと思います。🎉

この記事を読めば、あなたもプロンプトの理解が深まり、AIチャットを、もっと自由に使いこなせるようになる… かもね。😉

具体例 – カフェのコンセプトを考えてみよう！☕

ここでは、カフェのコンセプトを考えることを例に、プロンプトの設計がAssistant（AI）の役割をどのように決定づけるかを、順を追って見ていくことにしましょう。

1. 目的の明確化：何のためにカフェをやるの？

まず、カフェを運営する目的（Why） を明確にします。これがプロンプトの核となり、すべての出発点です。

例：
- 仕事や勉強に集中したい人が、美味しいコーヒーと軽食を楽しみながら、快適な時間を過ごせる空間を提供すること。
- 地域コミュニティの交流拠点としての役割を担い、地域住民の生活を豊かにすること。

2. 目的を具体的に記述する：誰に、何を、どうやって提供する？

次に、上記の目的を達成するために必要な要素を具体的に記述していきます。この詳細な記述が、プロンプトの大部分を構成します。

ターゲット顧客層（For whom）： 誰にサービスを提供したいですか？
- 例：
  - 20代〜30代の、仕事や勉強を頑張るビジネスパーソンや学生。
  - 近隣住民やリモートワーカーも含む。
提供する情報とサービス（What）： どんな価値を提供しますか？
- 例：
  - 厳選された豆を使用したハンドドリップコーヒー、エスプレッソドリンク。
  - 自家製ベーグルサンド、季節のフルーツを使ったデザート。
  - Wi-Fiと電源が完備された静かな空間。
  - 地域アーティストの作品展示スペース。
  - 定期的なワークショップやイベントの開催。
口調と形式（How）： どんな雰囲気で、どうやってコミュニケーションを取りますか？
- 例：
  - 丁寧かつフレンドリーな言葉遣い。
  - 落ち着いたトーン。
  - 質問には具体的に答える。
  - 専門用語は分かりやすく説明する。
  - 提案には根拠を示す。

3. プロンプトとしてまとめてみる：Systemの役割

上記の内容をプロンプトとしてまとめます。これが、AIチャット全体の「設計図」、つまり System の役割に相当します。
このプロンプトはあくまで一例であり、記述方法や表現は自由に調整可能です。あなたのカフェのコンセプトに合わせて、より詳細な情報や制約を追加することで、AIからより具体的な回答を得ることができます。

プロンプト:
*   **目的（Why）**:
    *   仕事や勉強に集中したい人が、美味しいコーヒーと軽食を楽しみながら、快適な時間を過ごせる空間を提供するため。
    *   地域コミュニティの交流拠点としての役割を担うため。
*   **ターゲット顧客層（For whom）**:
    *   20代〜30代の、仕事や勉強を頑張るビジネスパーソンや学生。
    *   近隣住民やリモートワーカーも含む。
*   **提供する情報とサービス（What）**:
    *   厳選された豆を使用したハンドドリップコーヒー、エスプレッソドリンク。
    *   自家製ベーグルサンド、季節のフルーツを使ったデザート。
    *   Wi-Fiと電源が完備された静かな空間。
    *   地域アーティストの作品展示スペース。
    *   定期的なワークショップやイベントの開催。
*   **口調と形式（How）**:
    *   丁寧かつフレンドリーな言葉遣い。
    *   落ち着いたトーン。
    *   質問には具体的に答える。
    *   専門用語は分かりやすく説明する。
    *   提案には根拠を示す。

4. プロンプトから導かれるAssistantの役割

上記のプロンプトを設計することで、Assistant（AI） の役割は、以下のように自然と決まります。

カフェの専門家: カフェのコンセプト、メニュー、経営に関する知識を持つ。
親身なコンサルタント: ユーザーのニーズを丁寧に聞き出し、最適な提案を行う。
アイデアの提供者: 新しいメニューやイベントのアイデアを提案する。
共感的な対話者: ユーザーの意見に耳を傾け、信頼関係を築く。

5. Userのプロンプト（リクエスト）例：具体的な質問をしよう！

プロンプトに基づいたAssistantの役割が決まったので、Userは具体的なリクエストをAssistantに伝えることができます。

例：
- 「20代〜30代のビジネスパーソンをターゲットにしたカフェのコンセプトを考えていますが、どのようなメニューが効果的ですか？」
- 「近隣に競合店が多いため、差別化戦略を教えてください。」
- 「予算が限られているため、低コストで集客できるイベントはありますか？」

6. Assistantの回答例：プロンプトに基づいた回答

Assistantは、設計されたプロンプトと自身の役割に基づいて、以下のような回答をします。

例：
- 20代〜30代のビジネスパーソンには、手軽なベーグルサンドや集中力を高めるコーヒー、健康志向のサラダやスムージーがおすすめです。
- 地域密着型のカフェを目指し、地元の食材を使ったメニューや地域住民との交流イベントで差別化を図り、SNSでの情報発信も重要です。
- 低コストのイベントとして、地域アーティストの作品展示、無料コーヒーセミナー、読書会などを開催し、SNSで参加者を募集しましょう。

まとめ

この例から、「何がしたいか」という目的を最初に明確にすることが、いかに重要かがお分かりいただけたかと思います。
カフェを運営する目的（Why）を「美味しいコーヒーと快適な空間を提供し、地域コミュニティの交流拠点となる」と定めたことで、ターゲット顧客層（For whom）や提供する情報とサービス（What）といった要素も自然と決まってきました。

そして、これらの要素を具体的に記述したプロンプトを設計することで、AIは「単に情報を返す機械」ではなく、「カフェの専門家として知識を提供し、親身なコンサルタントとして相談に乗り、斬新なアイデアを提供する創造的なパートナー」といった、具体的な役割を果たすことができるようになります。

つまり、「何がしたいか」という目的を明確にすることが、AI（Assistant）にどのような役割を期待するかを決定づけると言えるのです。
目的が曖昧なままだと、AIは的外れな回答をしたり、期待外れの行動を取ったりする可能性があります。しかし、目的が明確であれば、AIはその目的を達成するために必要な知識、スキル、行動を適切に選択し、ユーザーにとって価値のある存在となることができます。

プロンプトを設計する際には、まず「何がしたいか」という目的を自問自答し、それを具体的に記述することから始めてみてください。そうすれば、AI（Assistant）の役割はおのずと明確になり、より効果的なAIチャットを構築することができるでしょう。

あとがき

プロンプトは、AIチャットの「羅針盤」🧭のようなもの。
プロンプトがしっかりしていれば、AI（Assistant）は、迷うことなく、あなたの意図に沿った情報を提供してくれます。

しかし、プロンプトは、一度作成したら終わりではありません。
AIとの対話や、ユーザーからのフィードバックを踏まえて、常に改善していくことが重要です。🌱

プロンプトの作成は、試行錯誤の連続です。

完璧主義にならない！😊: 最初から完璧を目指さず、AIとの対話を通じて徐々に修正していきましょう。
具体的に！📝: Why、For whom、What、Howをできるだけ詳細に記述しましょう。
ユーザー目線で！👀: 「ユーザーは何を求めているか？」を常に意識しましょう。
柔軟に！🔄: AIとの対話やフィードバックを踏まえて、必要に応じて修正しましょう。

最初から完璧なものを作ろうとせず、
「まずは大まかな方向性を決める」
「AIと会話しながら、徐々に具体化していく」
という意識で、気楽に取り組んでみてください。😊

そして、プロンプトの作成を通じて、あなた自身の考えが深まり、新たな発見があることも、AIとの共創の醍醐味です。✨

この記事が、あなたのプロンプト作成の一助となり、AIとの共創が、より豊かなものになることを願っています。

さあ、AIとの共創❣、やってやりましょう！🚀

いいなと思ったら応援しよう！

よろしければサポートお願いします！