ChatGPTのシンプルプロンプトに萌える Part4 〜ちょっと複雑な表の生成をコード的に指示〜
動的計画法を用いたアイデア生成プロンプトに関する記事です。
以下の記事で取り上げたプロンプトを、シンプルプロンプトで記述し直し+すこし改良という内容です。
このプロンプトについて
このプロンプトは、動的計画法を用いたアイデアを生成します。
最初にユーザーの目標に基づいて3つのアイデアを生成し、その中から最良のアイデアを選択し、選択された最良のアイデアに基づいてさらに3つのアイデアを生成するというサイクルを3回繰り返します。
各ステップで生成されたアイデアと最良のアイデアはテキストテーブルに表示し、最後に3ステップ目のベストアイデアのプランを提示します。
テキストテーブルは以下のような感じです。
プロンプト (ゴールは任意に書き換えてください)
## Code-Inspired Dynamic Idea Generation Prompt
[Goal]= Plan to enjoy history and food in Kyoto
[
i =1
- @step i_idea= 1to#3, create[idea; [Goal]]
for i in range(3): {
- @step i_best= choose[best; @step i_idea]
- @step i+1_idea= 1to#3, create[idea; @step i_best]
- i = i+1
}
create: text table{
["", "idea1", "idea2", "idea3", "best"],
["${**Goal**}", "${step1_idea[0]}", "${step1_idea[1]}", "${step1_idea[2]}", "${**step1_best**}"],
["${**step1_best**}", "${step2_idea[0]}", "${step2_idea[1]}", "${step3_idea[2]}", "${**step2_best**}"],
["${**step2_best**}", "${step3_idea[0]}", "${step3_idea[1]}", "${step3_idea[2]}", "${**step3_best**}"]
}
]
Assistant Role: You set the appropriate role to match the user's goal, ideas for every step are yours to consider, First output a table, Finally create an attractive proposal of step3_best
compliance[no use; code block]
##
user:
I will leave the ideas to you, so please follow the prompts and output an attractive ideas table.
実施例(食と文化を楽しむ京都旅行のプラン)
前の記事のプロンプトと比較すると、少しはシンプルになったと思います。
プロンプトをコードのような形式としていますので、他のプロンプトに部分的に横展開できそうです。表の出力形式もフルで指定ができてよかった。
表形式の出力が安定したような気がします。プロンプトも指示も英語にしたからかもしれません。 英語で出力してから「日本語にして」がいいかも。(実施例ではそうしてます。)
create: text table は1行目でカラムを指定、2行目以降は表示する値を直接指定しています。markdownの指定するよりちょっと楽。
Assistant Role: You set the appropriate role to match the user's goal で「ゴールに適したRoleを設定してね」とお願いしてます。ideas for every step are yours to consider は、時にChaGPTさんは主体性を失われることがありましたので、「アイデアはあなたが考えるんだよ」と伝えています。
compliance[no use; code block] は、「コードブロック使わないで」です。これは気休めかも。
どんなプロンプトがよいかは、好みが分かれるところと思います。
※ハッカソン投入↓(よかったら💗⭐️よろしくお願いします😄)