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先行者に遅れをとるな - 空白釣法
先行者の空白を見つける
定時ダッシュできればシーバス狙いにいけるなー。
なんて考えてたが、結局かなわず。
脳内は釣りモード。帰れないでしょ。
減水&混雑は承知でいつものナマズフィードへ。
歩道から川をのぞくとケミホタル背負ったルアーがちょろちょろしてるのが見える。先行者は2人いるようだ。
有望ポイントは打たれた後だろうなー
と思いつつ彼らを橋の上から観察してると、状況を打破できる共通したクセを見つけた。
ふたりとも手返しが早い。
キャスト→回収→移動のサイクルが早い。
1分とその場にとどまっていない。
これはチャンス。
今夜は絶対スローな釣りが有効。
しかも今夜の先行者は効率重視のアングラーとみえる。
打ち漏らした場所が絶対にあるはずだ。
スローな釣りを効率化する
先行者がポイントを釣り下がっていくところを逆に釣り上がっていく。
「こんばんはー釣れました?」「何回かバイトはありましたが、釣れませんでしたー」と返ってくる。
個人的に思った。
本当はバイトなんて出てないだろうなって(爆)
そんなひねくれた性格はさておき、川のコンディションは最悪。
水は少なく川は完全に止まっている。浮いてるゴミが邪魔だ。
こういうコンディションでは追いかけバイトはでない。魚の顔の近くにプレゼンテーションしなければならない。
しかしスローな釣りというがそう簡単ではない。
集中力、体力との戦いだ。
フィールドは9mの川幅で距離180mのストレート。
1キャストにかかる時間は3分。
これを1m刻みでキャストしなければならない。
想像を絶する。
そこで先行者の打ち漏らした場所を考える。
その答えは簡単で対岸と足もとだ。
川の中程(2〜8m)ゾーンはすてて、両脇50cmに超集中する。
さらに足もとは岸にそって大遠投することで効率化を図る。
遠投でもアキュラシーが求められるシチュエーションだ。
運良く風がなく助けられた。
先行者の空白を突いた釣果
作戦がたてば、あとは実行するだけ。
先行者がいた場所を次々とうっていく。
「あの人、絶対釣れないだろうw」と思われてたろうな。
180mも終盤に近づいたころ、超メジャー第1級最大最高最上ポイントへ到着。通常なら先行者がいると100%でないポイント。
でも今夜は違う。100%うち漏らしがあると確信できる。
超丁寧に足もとへアプローチ。ちょんちょんxステイを繰り返す。
そして2投目。水面が大爆発。同時にロッドがガッツリ曲がる。
オートフッキング完了。
こいつはデカい。この前まずめ時に釣ったやつより絶対デカい。
ドラグがジリっとでるが、お構いなしのガチンコファイト。
暴れる巨体を浅瀬にずり上げ無事キャッチ。
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キャッチしたナマズは自己記録更新。
この辺のポイントの中で1番でかいはず。
手が震えてる。
フロッグも中身が飛び出る始末。名誉の脱腸ってやつ。
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自己記録更新級のデカナマズを釣る秘訣
今夜は作戦勝ち。先行者が打ったであろうポイントだったが、考えて掴み取った釣果。
なんとなく先行者を眺めて釣りのスタイルを発見。
今回はそこに「うち漏らし」という空白があることがわかった。
そこから戦略をたてて展開していく。
どの釣りにおいても、この思考を高めることが釣果につながりそうだ。
「そんなの当たり前w」って思った?。
甘く見てるとどんどん差が広がってくけど?
「フィールドに到着するころには先行者がいる」同じ境遇のアングラーにこの思考を道としてほしい。