バス用ルアーで多摩川シーバスを釣るために見えてきた課題
バス用ルアーは美しい。
時代とともに進化するルアー達を見てそう感じているアングラーは大勢いるだろう。
特に日本のルアーのできは最高だ。
「Megabass」「JACKALL」「GAN CRAFT」これらのメーカーが作り出す作品はもはや伝統工芸品だと思っている。
「見て楽しい」「持っていて嬉しい」そんなプロダクトだ。
僕はそんなバス用ルアーを使って、シーバスを狙っているが、課題がいくつか見えてきたのでその記録を残していく。
スタイルにこだわる
各社ルアーメーカーを挙げたが、
僕は特にMegabassのバス用ルアーを愛してやまない。
・ VISION 110(ワンテン)
・ VISION 95(キューゴー)
・ X-80(ハチマル)
特にこのルアーは溺愛していて何十本ももっている。
そしてもう一つ大切にしているのは「ベイトタック」での釣りスタイル。
これらのルアーとベイトタックルでとにかく釣りたい(無用なほどの固執感)
みなさんにもそういうのないだろうか。
カレーのルーは左側、ライスは絶対右側とか。そういうやつ。
浮き彫りになったタックルの課題
ガス橋・多摩川大橋でバスタックルで釣りを始めてはや2ヶ月。
スピナベで1匹を釣り上げたが後が続かない。
もがいているうちに道具にたいして課題がいくつか見えてきた。
圧倒的に足りないキャスト飛距離
釣座から狙えるストラクチャーまでは距離がある。例えば、最初の橋脚との距離をまとめると次のようになる。
・ガス橋(川崎側から)
立ち位置 ⇔ 第一橋脚は45m
・多摩川大橋(東京側から)
立ち位置 ⇔ 第一橋脚は50m
愛用しているタックルは
・ スコーピオン 1510f-5
・ メタニウムDC(PE 1.5号 150m)
このタックルでハチマル(3/8oz)を橋脚の向こう側(約50〜60m付近)にキャストしたいのだ。
なんどもトライしたがその壁は高かった。
Beams CRAWLA 8.3L+を導入
ルアーはやはり変えたくない。
どうしてもハチマルやワンテンを使いたい。
ベイトスタイルも捨てたくない。
そこで見直したのがロッド。
なぜかシマノのロッドばかりを買っていたがこのブランドに拘っている理由はあまりない。
そこで大枚を叩いた。
Fishmanはベイトロッド専門メーカー。
コンセプトの1つに”飛距離”を掲げている
これは期待できる。
実はCRAWLAには9.2ftという長さのロッドもあるがオールシーズン x 多摩川では少し長すぎる感じがした。背丈ほどの藪に囲まれてキャストするシチュエーションもあるからだ。新しいロッドを手にいざ多摩川へ。
キャストフォームの見直し
意気込んで多摩川に来たが、バックラッシュの嵐。しかも飛距離が全然でない。
いままでショートロッドに慣れてしまっていたせいか、まったくもって8.3ftのロッド特性を活かしきれていない。
改めてYouTubeやWebでキャストを勉強。
しばらく、数日キャス練ばかりを実施。
※ どういうキャストフォームに落ち着いたかはものにできたら後日書きたい。
高すぎる50mの壁
キャス練を経て一人前に振れるようにはなったが、結果をいうとハチマルもワンテンも橋脚の先へ飛ばすことはできなかった。
辛うじてワンテンはガス橋ではギリギリ橋脚に届くくらい。けどコンスタントに橋脚へ届けることができない。
ハチマルにいたってはまったく届かない。
40mも届かない。
Beams CRAWLA 8.3L+で投げた結果
ワンテン → 45mくらい
ハチマル → 30m後半
目標の第一橋脚超え(50-60m)をできるほどではなかったが、5.1ftとメタニウムDCを使っていたときより飛距離の伸びは実感できる。感覚で10m弱は確実に伸びている。
もしかするとLBO非搭載のルアーの限界なのかもしれない。
LBO IIでは飛距離が20%向上するという。
もしそれぞれLBOを搭載しているのであれば、
ワンテン: 45m → 54m(想定値)
ハチマル: 40弱 → 45m(想定値)
十分目標距離に近づける。
これに少し、ラインセッティングを絡め、理想のキャストフォームを定着させれば、
理想だが目標とする距離に到達するのではないだろうか。
【理想】LBO x ライン改善 x キャスト改善
ワンテン → 60m(期待値)
ハチマル → 50m(期待値)
次に直すべきものはなにか
目標としている橋脚(50-60m)超えをできるほどではなかったが、5.1ftとメタニウムDCを使っていたときより確実に飛距離が伸びているのは実感できる。感覚だが10m弱は確実に伸びている。
キャス練に片道40分車を走らせた甲斐があった。
次は何を改善しようか。
まだキャストフォームかもしれないし、はたまたラインかもしれない。
【番外】サイレントアサシン99F
ちなみに、ぶっ飛びで有名なサイレントアサシン99Fを買ってキャストしてみた。
驚くほど飛ぶ。ガス橋の橋脚(45m)に余裕で届く、調子に乗って橋脚へ「ガンッ!」リップが割れてしまったもののAR-Cの恩恵を実感。
MegabassのLBOもこれほど驚きはあるのだろうか。
またスピニング + ワンテンLBOにしてしまえば60mくらいいけそうだと頭をよぎるが、そこはやはりベイトタックルにこだわろう。