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眠れるゲーセン物語展

 2021年7月17日から小樽文学館にて開催されている『小樽・札幌ゲーセン物語展2』。北海道にまん延防止等重点措置・緊急事態宣言が出されたため、9月30日まで文学館を含む小樽市の公共施設が休館となっており、ゲーセン物語展2も中断となっています。この記事を書いている時点(9月26日)では10月1日から再開予定となっていますが、まだ決定となっていません。休館は8月15日からなので、約1ヶ月半に渡り中断している状況です。

 幸い、ゲーセン物語展2を開催しているミニ会場の次の予定が入っていないので、会期を後ろにスライドする形で短縮することなく開催できそうではあります。ただ無限に延長できるわけではなく、12月中旬が延期できる期限になっています。そのため緊急事態宣言が延期、あるいは再発令されて休館がさらに2~3週間続いてしまうと、一部のプレイアブル展示が中止となってしまいます。この状況は避けたいところですが・・・。

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 休館中の開催となりましたが、岸本好弘さんをゲストにお招きしてのトークイベント「いま、ビデオゲームのアーカイブ活動がおもしろい」の動画配信を行ないました。岸本さんはかつてナムコで「パックランド」、「バラデューク」、「トイポップ」、「プロ野球ファミリースタジアム」などのプログラムに携わり、現在はゲームアーカイブ活動の一環として 1980 年代のビデオゲーム開発手法をオーラルヒストリー(歴史研究のために関係者から直接話を聞き取り記録としてまとめること)として残す取り組みをされています。

 ビデオゲームも40年を超える歴史を重ねるに至り、その歴史を記録に残す取り組みが重視されてきています。岸本さんからはご自身が手掛けられている「ナムコ開発資料アーカイブプロジェクト」について、わたし(藤井)からは「小樽・札幌ゲーセン物語展」を含めた小樽文学館で開催した企画展について「ビデオゲームのアーカイブ活動」というキーワードを元に解説しながら、話し合いました。

動画のアーカイブも、ご覧になれます。


 前回に引き続き、ゲーム文化保存研究所さんに展覧会の取材記事を掲載いただいてます。またゲーセン物語展1・2共に展示品の提供をいただいでいる「GAMERSBAR lettuce702」店長さんのインタビュー記事も同じく掲載されています。

ゲームセンター、アーケードゲームの展示イベント「小樽・札幌ゲーセン物語展2」会場レポート
https://igcc.jp/otaru_sapporo02_report/

「GAMERSBAR lettuce702」店長に聞く北海道のゲーセン・プレイヤー文化の歴史(前編)
https://igcc.jp/lettuce702_int01/

「GAMERSBAR lettuce702」店長に聞く北海道のゲーセン・プレイヤー文化の歴史(後編)
https://igcc.jp/lettuce702_int02/


 以下、2021年7月26日~9月26日の間、Twitterに投稿されている来館者や関係者の皆さんのツイートを一部、紹介します。

※ 熊 五郎さんは北海道人さん(アストロシティ筐体提供)と共にトークイベントの配信スタッフとしてご協力いただきました。

以上となります。

■ 地方の文学館でテレビゲーム展を開催する・バックナンバー
https://note.com/hilow_zero/m/m535d51202b05

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