Vリーグチャレンジマッチ中止に思う事
どーもバレーボールちゃんとやった事ないけどバレーの事をドヤって語るで有名な現代の文豪ことhirokiです。
VC長野トライデンツとヴォレアス北海道のV1とV2の入れ替え戦が中止になりました。
バレーボール、Vリーグ2部で、旭川市に拠点を置く「ヴォレアス北海道」は、新型コロナウイルスの影響で1部との入れ替え戦が中止となり、昇格は持ち越しとなりました。
これに対して納得がいかない。感染拡大防止に努めるのは認めるがどんなスポーツであれプロの試合で昇降格が絡むものを「苦渋の選択」という言葉だけで片付けるのはいかがなものかと。
感情論でブログを書いても意味がないと思うのでまずは事実を書いていきたいと思います。
ちなみにコロナに対して、イベントの開催するしないに賛否両論あるのは知っています。一意見としてお読み下さい。
基本的に対策しながら開催、経済活動を止めてはいけない派です。
そして苦手な真面目ブログにお付き合いください。長いですが。。。
ではいきましょう。
Vリーグ一連の出来事時系列
V2リーグ
ヴォレアス優勝のかかった帯広大会→中止2.29〜
2月29日
V1ファイナル→無観客実施
3月6日(金)17時頃
Vリーグ機構からチャレンジマッチ中止の電話連絡。その際ヴォレアス代表の池田氏が9日の協議を求める(土日Vリーグが休みの為)
3月9日(月)朝
V1V2入替戦チャレンジマッチ中止が一斉メールで届く。
12時にリリースすると→そしてリリース
3月10日
これを受けてヴォレアスは旭川市で会見を開き、次のシーズンが始まる10月までには時間があるとして、機構に対し、試合を延期した上で開催を求めるとする要望書を提出
1.緊急時対策規定7条4項に基づいた大会打ち切りを撤回し、2019-20V・チャレンジマッチ男子大会を延期にすること
2.開催時期は3月~5月を予定し、3月は無観客試合も想定すること
3.新型コロナウイルスの収束等、大会の開催が可能となった場合には緊急時対策規定7条3項に基づき、V・チャレンジマッチを開催すること
4.上記の対応が困難な場合、ヴォレアス北海道をV1の11番目のチームとする特例措置を設けること
3月11日 Vリーグ機構ヴォレアスの要望書へ回答
要望書への回答
新型コロナウイルスが14、15日の入れ替え戦の開催予定地であった大阪を含む近畿地区での感染が広がっており
<1>スポーツイベント等の自粛に対する社会的要請が強まったこと
<2>事態の収束の見通しが立たないこと
<3>全日本選手権ファイナルラウンドを中止したこと
<4>4月以降の戦力維持が担保できないこと
3月13日
インターネット上で撤回を求める署名活動13日正午までに1800人以上の賛同←ざっくり今この辺
出来事の整理は以上です。
次に他リーグやチームの動きを見てみましょう
他リーグやチームの動き
自分がネット上ではありますが調べた事を整理します
Jリーグチーム
・練習は行われている
・報道陣と同じ空間にいる
・飛行機に乗っている
・選手同士は接触している
Vリーグ
・確認した2チームは練習が行われている(体育館で)←当たり前か
・Vリーグ公式アカウントがリツイートしている
以上です。そして文豪は道産子でありまして、球蹴りを嗜んできた物ですからコンサドーレ札幌が好きなわけでコロナ騒ぎの最中コンサドーレの動向も注視してるのであります。
そのコンサドーレはJリーグ中断期間、3月11日まで熊本でキャンプをしているわけです。そして熊本市内で一般非公開で「Jクラブとの練習試合」45分×2を行ってるわけです。そんでもって来週からの2週は、週末に「Jクラブとの練習試合」を行う「北海道外遠征」を予定しているのであります。。。。
これ、飛行機乗りますよね?これ、他チームの選手と接触しますよね?他の乗客いなかったとしても客室乗務員や空港にいる人達がコロナ「疑陰性」の場合もありますよね。肩と肩とがぶつかり合い、選手と選手は濃厚接触しまくるけど。
hiroki的には練習する事はウイルス感染に対して出来る限りの事をすれば全く問題ないと思ってます。他リーグのチームの動きを見てVリーグがどう考えるのか知りたいのです。
そして極め付けはTwitterのVリーグ公式アカウントが某チームの練習してる内容のツイートをリツイートしています(2020年3月12日時点)が、そこが練習している会場で、尚且つ必要最低限の関係者のみで無観客試合の開催は現実的に不可能なのでしょうか?リツイートしたと事は明らかに練習している事実を認知していることになりますよね?その規模の人数が集まることは問題視していないことになると思います。
人がよっぽど足りないチームでない限り基本的にチームは紅白戦をする人数がいます。
紅白戦は◎
最小限の人数での公式戦×
になってしまうのはどうしてなんでしょうか?
次にネット上の情報だけでウダウダいうのもなので友人に協力依頼し直接問い合わせてもらいました。文豪も執筆の為に調査をするまでになりました笑
Vリーグと会場に問い合わせてみた
『』内は友人が調査した結果を送ってきたものです。
『下記点についてだけですが、電話にてVリーグ機構に問い合わせてみました。
①チャレンジマッチ代替開催地は検討したのか。
②ヴォレアス北海道の無条件昇格及びVC長野トライデンツの無条件残留の条件
回答①
全ての地域、施設に確認を取ったとの回答を頂きました。
そこで中立地ということで、自分が岩手県内のサッカーチームに所属していたのと、岩手県のバレーボールチームが専用コートを使用していたことを思い出し、岩手県紫波町にあるオガールを提案したところ、現実的に準備ができる場所じゃないと難しいと言われました。
まず、この時点で岩手県は代替開催地として検討していないのだなと感じました。
また、東京を起点に大阪と岩手の距離だけについて違いはそんなにあるのか?と聞いたところ、はっきりとしない口調で、「そうですね…」と、仰っていました。
お調べになったらわかると思うのですが、東京起点とすると大きな差異は無いように感じます。
加えて、該当施設にVリーグ機構から代替開催地として検討している旨の問い合わせの有無を確認したところ、問い合わせは無いとの回答でした。
回答②
これについてはヴォレアス北海道さんからの要望をあげ、Vリーグ機構の議案としてあげたのち、他のV1チームの合意が得られれば検討すると聞きました。
一般人レベルではこれくらいが限度でした。
帯広大会が中止にも関わらず、V1ファイナルが開催されたこともそうですが、既に日程が確定されているプロ野球、Jリーグは延期。
同じ室内競技のBリーグは無観客試合の開催など、納得しきれない部分が多々あります。
Vリーグ機構の電話対応してくださった方は、お名前は聞けませんでしたが女性の方でした。
(以下オガールさんのメールスクショ)』
3月13日再度Vリーグに問い合わせ
以下『』内友人のメール一応担当者の名前は伏せます
『いま、Vリーグ機構の〜さんという女性に聞いたところ、
中止の決定が覆ることはない。
と、言ってました。
恐らく、Vリーグ機構の総意だと思います。ただ、ヴォレアス北海道への救済措置に関しては検討すると仰ってました。
V2最終試合(2.29帯広)が中止になったのは、延期して開催できる余地があったから延期したが、状況が悪化したた為、苦渋の決断だが中止に至ったと。
これに対して、V1ファイナルラウンドを無観客試合で開催に至った理由は、夏に東京オリンピックを控え、出場チームにナショナルチーム帯同選手がいるから、開催に至ったと。
では、北海道と長野でナショナルチーム帯同選手がいないのでは?と、聞いたら、それは可能性の話なのでわからない、と。
なら、なぜ延期の可能性を持たせた?と疑問
ファイナルラウンドが東京五輪のナショナルチーム帯同選手の影響で延期できないから無観客試合で開催したのであれば、チャレンジマッチはナショナルチーム帯同選手が居ないから延期できたのでは?
と、聞いたら
北海道と長野から選ばれるかも知れない
と、言われました。
ここからは電話を終えたあとに気づいたのですが、
ファイナルラウンドがナショナルチームの影響で〜とか言うのであれば、北海道と長野からも選ばれる可能性があるなら無理やりチャレンジマッチ開催しないとダメでは?という矛盾というか、疑問がうまれました。
あと、中止の決定が覆ることはないと言われたので電話口の方のお名前を聞いたら一旦確認しますって保留された辺りに闇を感じました。』
以上が友人からのメールで今僕がわかっていることです。 代表選手云々ですが既に選考終わり合宿中なのでよくわかりません。
hirokiが指摘したい点、疑問点
1中止しなかったV1ファイナルラウンドにはBS中継が入っていたこと
2ヴォレアス要望書提出から回答へのスピード感
3チームが集まり練習している事を容認している事
4他のプロリーグとの連携や参考にしている様子が見られない事
5要望書に対する回答の中止の理由のひとつ
『4月以降の戦力維持が担保できないこと』
ひとつひとつ見ていきましょう。
1BS中継が入っていた事
正直ファイナル延期にしなかった理由はV1の試合である事とBS中継だけだと思ってます。「スポンサー絡みもある、周りと足並み揃えないと」を考えるとV2リーグは中継無いし大会成立要件満たしてるので中止でok。
チャレンジマッチはコロナのせいでさ、Vリーグ機構は仕方ないよねで何とかなる
2要望書提出から回答へのスピード感
要望書提出から回答にかかった日数1日!!
1緊急時対策規定7条4項に基づいた大会打ち切りを撤回し、2019-20V・チャレンジマッチ男子大会を延期にすること
2.開催時期は3月~5月を予定し、3月は無観客試合も想定すること
3.新型コロナウイルスの収束等、大会の開催が可能となった場合には緊急時対策規定7条3項に基づき、V・チャレンジマッチを開催すること
4.上記の対応が困難な場合、ヴォレアス北海道をV1の11番目のチームとする特例措置を設けること
1日でこれ考えたんですよね?ざっと考えただけでも。
要望書見る→3月〜5月のVリーグ、両チームの日程確認及びVリーグ規定内の全国の会場と連絡取りすり合わせ→開催可否の会議→開催しない場合の特例処置に関しての会議
ちゃんと考えたなら、Vリーグ機構にはとんでもなく仕事できる人しかいないと思う。理事会も開いたんですよね?規定には電話でも可能と書いてあるし、最悪代表理事の独断でも判断可能と書いてますから、この爆速の意思決定は電話会議したか、独断のはず。
外部からわかる範囲では2月28日以降会議は行われていない様子。もしやったのなら大切な意思決定なので議事録なり何なりHP上で公開すべきではないでしょうか?
まぁ何が言いたいかというとちゃんと考えてないんじゃないという話。
3チームの練習を容認している事
チームの紅白戦と最低限の人数の公式戦開催の違いを説明して下さい。
何人以上いると感染リスク高まり、何人以下だと大丈夫という指標ありますか?そんなの無いでしょ?誰もわからないよ。新型ののウイルスな訳だから。
チャレンジマッチというファン、選手、チーム、スポンサー、リーグにとっての一大イベント中止した中安易に練習のリツイートしてるのはなぜ?それはOK、2日日程の試合はできないの判断爆速決定できるのはなぜ?ちゃんと考えてないからでは?
4他リーグとの連携や参考にする姿勢
↓↓↓一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が共同で設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の提言(2020年3月12日)↓↓↓
専門家入ってるよ〜。Bリーグ無観客でやってるよ〜。
ブンデスリーガは緊急時自動昇格だよー。Jリーグも自動降格、自動昇格の方針ですよ
Vリーグ中止決定の2日後の13日には風向き変わりましたよ〜。判断速すぎやしませんか〜。先行き見えないからこそ時間的にまだ余裕のあるVリーグは話し合う余地ありませんか〜。読めないからこそ柔軟に対応しましょうよ。
5中止の理由『4月以降の戦力維持が担保できないこと』
これが一番の違和感。戦力の維持はリーグの責任では無いでしょう。Vリーグ機構規定に「その時点での最高の状態、最強のチームで出場する事」とありますが、「その時点で」なので維持する必要はない。
また、リーグで契約期間は定められていないにも関わらずリーグが戦力が保たれていない事を考慮するのかが不明。そして、チャレンジマッチはもともと3月14日開催ですが『4月以降』という基準は何なのか?ヴォレアスは4月以降戦力下がるのでしょうか?
VC長野トライデンツが4月以降戦力下がるのですか??
これが理由として通るなら、「エースが怪我したので戦力維持が困難なので試合延期して下さい」もOKですね。
でも試合は開催されますよね?それは協議規定の「その時点での最高、最強」でいいので開催されのだと思います。
最後に
↓Vリーグの緊急時対策規定です
お読みいただくとわかりますが「予定されている公式試合の開催が不可能であると判断された場合は理事会の決定により大会の打ち切りを行う。」と規定されています。
本当に不可能でしょうか。
色々やった中で判断して欲しい。
僕はVリーグ機構を責めたいわけではありません。本当です。
ちゃんと経緯を両チームに説明したのでしょうか。協議したのでしょうか?
全員が納得する事がないのはわかります。
意思決定が大変なのもわかります。
昇格降格の大切さを今一度考えて欲しい
思い出してください
Vリーグの名称の由来を思い出してください!!
VリーグのVは
『VISIONARY (ビジョナリー):明確なビジョンを持って
VIVID (ビビット):鮮烈な刺激を与え
VALUE (バリュー):新たな価値を創造する
VITALITY (バイタリティー):未来に向かう活力で
VIBRANT (ビブラント):心を揺さぶる感動を生み出し
VOICE (ボイス):地域やファンの声を力にし
VICTORY (ビクトリー):勝利という成功を手にいれる
これらを成しうるための変革、Vに内包される新たな価値。それこそが「V.LEAGUE」であることの意義であり、私たちの新リーグ名称とさせていただきました。』とサイトに書いてますよね!
今の行動や意思決定を見ていると上記のVは現状
VOREASのVにしか見えません
ディスっているつもりはないです。
Vリーグさん思い出してください!!と言いたいだけです!!
Vリーグさん一緒に良いリーグをチーム、ファン、スポンサーと作っていきましょう。
コロナのよう困難でも簡単に屈する事なく冷静に考えて多くの人、組織と協力していきましょう!!判断を変える事が考えがブレていることにはなりません!
最適解はまだ模索できるはずです!
ヴォレアスファンの為熱くなってしまったところや贔屓したところもあるかもしれません。
ただ間違った事は言っていないと思います。
長文失礼しました。よろしくお願いします。
hiroki