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ヤニクラ日記2025年2月4日

「どうせ人間なんて、みんなどっかちょっとずつおかしいんだから」

中学生の頃見た言の葉の庭というアニメのセリフである。恐らくであるが、新海誠作品を思春期という多感な時期に友人から勧められた事によって、私の思想にはちょっとのズレが生じ、それを修正出来ないまま今に至っているので、私は近場の友人達と比べると少し面倒臭い性格をしていると思う。そして、私を面倒臭い人間にした当の本人である新海誠好きの友人はもっと面倒臭い。

面倒臭い私の最近の面倒臭い悩みは、人間の誰もが抱えるであろう「ちょっとずつおかしいところ」が目に入ると、出所の分からぬ嫌悪を感じてしまう事である。普通に、普遍的に、ノーマルに、マジョリティに、そういったものを、相手にも、自分にも求めている自分がいる。しかし、普通に類するものとは何か、それを明確に言い表せない自分もいる。心療内科に通っておらず、抗鬱剤などを飲んでいない事か、付き合っている相手がいる事か、死ぬという選択肢がいつでも頭の片隅にいない事か、普通とは何ぞや。

しかし、確実に言える事は、普通を考えた時、頭に浮かぶ数々の条件から自分も他人も悉くズレている事である。そのような自分にも他人にも嫌気が差し、やがては生きる事に疑いを抱き始める。普通に生きていく事の出来ない自分にある価値は何か。そもそも、自分の、世間の価値基準は正しいのか。

色々と見失っている。何故自分は生きている?

明日も、雪怖いなぁ。

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