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【ヤニクラ日記】2024年12月14日

十二月が師走といわれるのは、家々で仏事を行う為に師(お坊さん)が東西をあたふた走り回っていた事に由来する。同じように、世間一般も忙しそうにあたふたしている。
 
年内に片付けなければならない仕事や、家の大掃除、赤い服を着た白髭のおじさんが、子供達にプレゼントを配って回る異国の因習、それに由来して、「その日は誰かパートナーと」と血眼をして異性に連絡を取りまくる男女の群れ、忘年会の準備に奔走する幹事等々、何かと皆んな走っている。

それを横目に私が何をしているか。変わらず無職である。毎日暇である。忙しそうな友人達を見ては「自分ときたら今畜生」と悲観に暮れていると一日が終わる。師走とは今の私を侮蔑する為に存在している言葉である。

とは言えど、今の生活もあと数日で終わりを告げる。就職先がようやく決まったのである。生まれてこの方、大回り遠回り、踏んだり蹴ったりな道筋を辿り、やっとこさである。

この体たらくであれば、高校を卒業してから即就職でも良かったのではとつくづく思う。

過去に思いを馳せれば、後悔の油田掘削が止まらない。世のエネルギーの法則性が何かの拍子に狂ってしまえば、私は日本の石油王まっしぐらというレベルでルサンチマンが溢れている。
この無限に湧き出るルサンチマンで発電でも出来ないものだろうか。
賢明なる学者方によって、技術的革新がもたらされる事を切に願う。

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