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日記 2021年2月27日

帰ってきて鏡を見ると鼻毛が出ていた。外ではマスクをつけているからセーフ!

先日、朝起きると枕元に歯間ブラシが置いてあった。私が寝ている間に子猫がくわえて持ってきたようだ。
洗面所に置いてあったはずのきったねえ激落ちくん(水だけで嘘みたいに流し台の汚れが落ちるスポンジ。どういう素材なのか正体が未だに分からない)の日もある。
狩りの獲物を人間の元に持って来るのは猫の習性なので仕方がない。昔の放し飼いの猫みたいに生き物を持ってこないだけマシだ。
先住猫が子猫の頃も同じことをしていたが、ねこじゃらしや小さいネズミのおもちゃなどのかわいらしいものだった。人間が寝ている間も遊んで欲しかったんだろうな、といじらしさに涙が出そうになる。


猫は狩りの成果を持ってきたことを人間に褒めて欲しいんだと思う。でも歯間ブラシは素直に褒めてあげられない。「持ってきたんだね……」と言ってつまみ上げたものを元に戻すか、そっとゴミ箱に入れることしかできない。
猫の習性も理解しているし、触って欲しくないものを猫の手の届く場所に出しっぱなしにしてある人間が悪い。でも起き抜けに捨てる寸前まで使い込んで潰れている真っ黒な激落ちくんが、少し水を含んだ状態で枕元に置いてあるのはやはり気分が良くない。
寝る前に洗面所の出入口を閉めて入れないようにした。これで収まるかと思ったけど、今日は台所から割り箸を持ってきていた。助けて。

マスクすればセーフだけど、自分自身がアウトの気がしたので鼻毛を切った。

人生初のコメダ珈琲店へ。
飲み物を注文すると豆菓子がついてくるということを知らず、これ何?頼んでないですけど!?と騒いでいたら一緒に行った友人(内地出身)がコメダでは飲み物に豆菓子がついてくるのだと教えてくれたので、「えっ、じゃあ松屋のみそ汁と同じってこと~!?」と覚えたての例を出して喜んでしまった。
先月、人生初の松屋に行ったばかりなので……。
小倉あんトーストとシロノワール、美味しかった。

ここ2、3年で前から気になっていた大手チェーン店が沖縄初出店している。
松屋もコメダ珈琲店もそうだ。フレッシュネスバーガーは全部潰れたけど。
服や雑貨の店はちょこちょこ出店しているけど、2019年のセブンイレブン初上陸が一番衝撃的だった。
今まで推したちが「これおいしい」とおすすめをSNSに上げたり、テレビで取り上げられる度に、手に入らないものを見せられることに腹が立っていたからだ。
これでやっと推しと同じものが食べられる!とワクワクして開店したばかりの店舗に行ったし、セブンの前を通ると用事がないのについ入って何か買ってしまう。蒙古タンメン中本のカップ麺とか。
この話を都会に入り浸っている友人にするとかなりバカにされてムカついたので、もう絶対に言わない。推しと同じものを感じたいという自分のワクワクを大事にしたい。
(追記:有名人に影響されて流行りのものを買うという消費行動をバカにされたんだろうけど、好きな人と同じものを体験したいという感情自体は否定されたくなかった。その感情を利用して多くの人にモノを買わせるサイクルに組み込まれている愚かさは否定しない。)

ちなみに今でも、久茂地(那覇の中心街)の一等地に日本テレビのでっかい中継車が置いてるのを見る度にムカついている。バブルのころに沖縄にも開局する予定だったのがぽしゃったらしい。
今はネットの見逃し配信サービスで番組ごとに見られるようになってしまったし、ますます沖縄開局の可能性は低いだろう。少なくとも、「笑ってはいけない」を旧正月シーズンに前後編週またぎで放送するのを待つ必要がなくなったのだ。
それでもTwitterで金曜ロードショーのジブリ映画放送日にさも日本全国が見ているかのように盛り上がっていると、心の中の子どもが駄々をこねる。この子がいつか映画を作るとしたら、那覇に巨大怪獣が出没するシーンで真っ先に中継車が踏み潰されるシーンが出てくるはずだ。

次はサイゼリヤが入ってきてくれたら嬉しいです。

美味しいものを食べて気分よく帰る途中、見た目が推しにそっくりな人が子どもをあやしている姿を見て心が折れそうになった。
こういうファン心理というかオタクの狂いというか、乙女の純情みたいな気持ち、80歳になってもなくなる気がしない。
助けてくれ。

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