[130]ナンセイスチール その2
以前から度々触れているナンセイスチールです。ナンセイスチールは中国の情報機関のフロント企業である可能性が高いと考えています。
人民日報の記事
そのナンセイスチールに関係する記事を見つけましたので、これについて考えて行きたいと思います。
この記事のポイントは、以下です。
①ナンセイスチール社長の劉国利は福建省福州市の長楽区出身だった
②ナンセイ(ナンセイスチールはナンセイの金属リサイクル部門を子会社化したもの)は一時期経営難になり賃金支払いを滞った時期があり、その際に無理な資金繰りを行っていた
③ナンセイの社長の稲福誠(ナンセイスチール会長)は沖縄出身である
④河南省、山東省からの従業員の応募が多い
⑤2020年にナンセイは初めて年商100億円になったのに、その後3年は毎年100億円以上の増え、年商480億円にまでなっている
考察
①ナンセイスチール社長の劉国利は福建省福州市の長楽区出身だった
これで、何故ナンセイスチールが日本で最初の中国秘密警察があった日本福州十邑社団聯合総会の賛助企業であるかが理解できます。
と同時に、長楽出身であることもポイントの一つになります。
FBIがニューヨークで家宅捜査した中国秘密警察があったのは、長樂公會(长乐公会)です。
中国秘密警察は、中国の公安部(日本で言えば警察)だけでは無く情報機関でもある統一戦線工作部が関与しています。例えば、中国秘密警察で行われている”留学生見守りサービス”も統一戦線工作部が関与しています。これについては、記事[96]にて書いています。
そして日本福州十邑社団聯合総会の高級顧問が松下新平参議院議員です。また、日本福州十邑社団聯合総会の常任理事の中国人女性が松下新平議員の秘書になっていて、安全保障上問題視されています。
完全に日本福州十邑社団聯合総会が統一戦線工作部の管理下にあり、そこから政界にも工作が入っていることが分かります。
ですので、ナンセイスチールが統一戦線工作部の管理下にあっても不思議では無いのです。寧ろ、否定する方が難しい状況証拠が幾つも存在するのです。
②ナンセイは一時期経営難になり賃金支払いを滞った時期があり、その際に無理な資金繰りを行っていた
⑤2020年にナンセイは初めて年商100億円になったのに、その後3年は毎年100億円以上の増え、年商480億円にまでなっている
このお金にまつわるところがポイントの様に思います。記事中では9000万円分の給与未払いが有ったという記述がありますので、この際にチャイナマネーが流入した可能性が考えられます。
また、2020年から急激に年商が増えています。このタイミングで年商が増えた理由として、コ〇ナによって廃業が増えて店舗の解体で年商が増えたことが考えられます。ですが、日本で本格的にコ〇ナが問題になったのは2020年の3月頃でした。
廃業や倒産件数がコ〇ナ以降、急激に増えたかと言うとそうでも無いようです。寧ろ2021年は2018年よりも少ない状況です。となると、別の資金流入がありそうです。ナンセイスチールは長楽へと金属を輸出し、そこで加工するという形をとっているようです。この際に中国の助成金という形で資金を流入している可能性が考えられます。
長楽への輸出は、記事[108]で書いた伊江島補助飛行場の直ぐ近くを通る海路になると考えられ、訓練の様子を監視していることでしょう。長楽方向なら伊江島の南側、上海方向なら北側なのでは無いでしょうか。
③ナンセイの社長の稲福誠(ナンセイスチール会長)は沖縄出身である
ナンセイおよびナンセイスチールのHP上では、稲の字が稻と表記されています。中国で使われている簡体字および繁体字なのです。
可能性としては2つ。
・沖縄に住んでいた華僑の帰化人
・HP製作者が中国人で日本の稲が変換できない
後者の方は、HP内で簡体字が使われている箇所が他に見つからないことから可能性は低そうです。となるとやはり帰化人である可能性が強そうです。
沖縄には、日本福州十邑社団聯合総会の会員である琉球福州十邑同郷会もあります。華僑・華人(帰化人)の繋がりは非常に強いことから、劉社長は稲福会長と苦楽を共にしたのでは無いでしょうか。
④河南省、山東省からの従業員の応募が多い
つまり殆どの従業員は中国人であるということになります。その中でも河南省、山東省が多いということでしょう。
山東省は、江蘇省の北に接した沿岸部。河南省は山東省の南西隣りです。グループ企業の南西実業(上海)有限公司が募集しているのかもしれませんね。
おまけ
ナンセイスチールHPより。はぁ・・・
外務省のチャイナスクール出身のようです。どうしょうもないですね。
こうやって政治家や官僚を取り込んでいくんですね。
(了)
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