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[46]日本経済崩壊の始まり?

本日の12時に日銀が、長期国債買い入れ増額と長期金利の許容変動幅の上限を0.25→0.5%に変更しました。これにより、ドル円は137.4円付近から一気に133.5円付近に下落しました。
株価はこの通り。

コストプッシュ型インフレの対策として、今年に入ってからの円安を是正するための円高誘導政策なのかなと思います。
でも、これって悪手な気がしてなりません。防衛費拡大のための法人税増税議論に対し更に円高になれば、製造業の国内回帰の気勢を削ぐことになります。円高は放っておけば自動的にある程度戻るのですから、コストプッシュ型インフレ対策としては、ガソリン税の一時凍結や消費税の暫定減税、再エネ賦課金の廃止などの方が効果があります。今回の措置は通貨発行量を減らすことと同じ意味になると思うので、市中のお金が減ることになり混乱するのでは無いでしょうか(相対的にお金の価値が上がってしまうので)。政府がやるべき対応を無理やり日銀にやらせているのでは?減税させたくない財務省が絡んでいるんでしょうね。
これで来年の日銀人事交代を考えると先は思いやられます。
(了)

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髙山彦行
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