[160]ビンコウHDから見える沖縄政財界工作 その6(日中発展協会)
先回(記事[158])の続きです。
小渕優子沖縄後援会の会長をしていた安里繁信。その安里を会長に据えてプロラボ琉球という会社を設立している佐々木広行を調べている途中です。
その佐々木が関係している日中団体が
・日中発展協会 理事(河野太郎が理事長)
・日中女性企業家協会 理事・事務局長(野田聖子が特別顧問)
でした。日中女性企業家協会はプロラボ内に設置しています。
そして、この2団体に共通する中国側の人物が王祝です。(後述)
ここまでが前回のお浚いです。
それでは日中発展協会について調べて行きます。ボリュームが大きいので複数回に分けます。
日中発展協会
謄本を取ってみました。かなりの人数が理事として記載されていることが分かります。
日中発展協会の位置
皇居東側の中国人コミュニティーベルトに位置します。
周辺には国防7校と提携する早稲田大学のキャンパスや中部大学のサテライトオフィスがあります。また、工作拠点の可能性がある不動産融資型クラウドファンディングで取得している不動産物件が点在していますし、華人IT企業信用協会なる中国人帰化人の団体もあります。これらと連動して動いている可能性が十分考えられるわけです。
日中発展協会のメンバー
河野太郎(会長、理事長) 衆議院議員(自民党麻生派)
王祝(会長代行)上海大学特任研究員 中国共産党員
雨宮眞也 駒澤大学名誉教授、中国遼寧大学名誉教授
青木擴憲 AOKIホールディングス 元会長
小野駿 日本パーカライジング 元会長
岡本俊仁 大昌建設 会長
木全伊作 シオンホールディングス 社長
敷田博昭(事務局次長)
岡田勝 元外務省官僚
青井孝之 新越化成工業 社長
佐々木広行
三浦靖 衆議院議員(自民党茂木派)
押見隆太 大田区議会議員(自民党)
鈴木馨祐 衆議院議員(自民党麻生派)
平将明 衆議院議員(自民党石破G)
市川和広 神奈川県議会議員(自民党)
藤島博文
遠藤幸彦(監事)
王祝
王祝の日中発展協会での肩書が分かるものを見つけました。この肩書を上のリストに反映しています。
先回の記事に出てきた通り、共産党員で青年団の出身です。野田聖子衆議院議員が王祝と共に特別顧問をしている日中女性企業家協会、そして河野太郎衆議院議員が会長をし王祝が副会長を務める日中発展協会。これはもう、偶然ではありませんね。工作を目的として自民党総裁候補(野田聖子、河野太郎ともに前回の自民党総裁選に立候補していましたね)として名前の挙がる政治家に近づいていることが分かります。そして、王祝と行動を共にしている佐々木広行は何等かのエサと弱みを握られてエージェントとして活動していることになります。
雨宮眞也(故人)
故人なのに理事として今年も登録されているのは良いのでしょうか?
経歴から、かなり中国と近い関係にあることがわかります。日弁連は反日左翼の牙城の一つでもありますから、染まりやすかったのかもしれません。
青木擴憲
ニトリ早稲田大学寄付講座なんてあるんですね。ニトリが中国共産党の指示で動いているのが良くわかります。早稲田大学は孔子学院もありましたし、人民解放軍管理下の国防7校とも提携しています。典型的なエリートキャプチャーとしての講座だということでしょう。
東京地検特捜部は、三浦瑠麗の夫の三浦清志も逮捕していました。大樹総研周りを時間を掛けて捜査を続けています。
太陽光発電などの再エネ利権やオリンピック利権など、金に汚い「今だけ金だけ自分だけ」の人間達を追い詰めているわけですが、そういった人間は中国の経済工作に簡単に引っかかるわけです。結果として、中国と関係する人物が炙り出されることになるので、東京地検特捜部にはもっと頑張ってほしいですね。
小野駿
日本パーカライジングの会長を務めていたようです。日本パーカライジングは、鉄の化成被膜処理をする会社です。化成被膜は表面処理の一種で、メッキやゴムや樹脂などとの接着剤を塗布する下地処理として行われるものです。
かつて鄧小平の時代には中国における鉄鋼産業を育成しようと日本の鉄鋼メーカーが誘致されまくりました。胡錦涛の時代は自動車メーカーも同様です。中国は中華人民共和国100周年の2049年に世界の覇権を握る野望を持って長期目標を立てており、そのためには工業力を重視しているのです。そこで出てくる長期戦略が中国製造2025であり、中国製造2049なわけです。
工業製品に欠かせないものの一つとして鉄があり、製鉄技術について中国は合法・非合法を問わず様々な手で技術を収集しています。その次に必要になってくるのが、鉄の周辺技術になるわけですね。
中国は戦略的に動いていることが良くわかります。
https://www.parker.co.jp/wp-content/uploads/2013/09/121report.pdf
https://www.parker.co.jp/corporate/profile/outline
合弁の場合は相手側の情報が記載されたり子会社名に相手企業の名前が入るはずですので、いずれも100%出資の子会社のようです。当然ながら外資規制の制限を破っての100%出資なので、中国共産党の上層部のお墨付きがあるということになります。
中国と関係の深い河野家などの政治家や中国共産党員が橋渡し役(というより工作)となって、中国に引きずり込まれたということですね。
岡本俊仁
この会社はSFの世界を行くような特殊な重機の開発も行っている会社です。
https://jcmanet.or.jp/bunken/kikanshi/2005/01/034.pdf
上図を見た瞬間に軍事転用できそうなことが分かりますよね。何故、この団体にいるのかと言えば、これらの技術取得を目的として狙い撃ちされたということでしょう。
木全伊作
この人物について、二つの会社が検索でヒットしました。業種があまりにも違うので、同一人物なのか判断が迷います。とは言え、かなり変わった名前ですので同一人物の可能性は高そうです。
上記の日本パーカライジングと同様に鉄の周辺技術に関する会社です。日本パーカライジングは下地処理技術でしたが、こちらは加工技術で、何れも中国内での物づくりの上流(製鉄)から下流(工業製品)までを一気通貫して世界トップクラスにするための技術収集(技術搾取・技術窃盗)ということになります。日本を踏み台にする前提で国家として工作をしているのに、お人よしの日本はその工作にまんまと嵌っているわけです。
学習塾を経営しているようですが、教育分野ということが引っかかります。
スイス民間防衛より 4 (jway.ne.jp)
この様に他国への工作をする際に教育を掌握することは重要になってきます。ベネッセもやられています。これについては、こちらの記事をご覧ください。
岡田勝
https://www.kobe-cufs.ac.jp/about/purpose/profile-okada2.pdf
外務省のチャイナスクール出身です。いやもう、まんまですやん。
河野太郎は外務大臣も経験していますから、その繋がりの可能性も考えられます。
岡田の母校で客員教授をしていた神戸市外国語大学についても調べていた時に出てきました。開催場所は早稲田大学、主催は日本華人教授会議、共催は日本孔子学院協会、後援は中国大使館、東京都日中友好協会と笑うしかありません。日本華人教授会議は記事[104][105]に出てくる李磊が名誉会長をしている団体だと思われます。(自動翻訳の関係で若干名称が違っているのでしょう)
これらが工作機関であり、早稲田大学は残念ながら工作拠点としての役割をしていると考えるしかないようです。大隈重信が草葉の陰で泣いてますよ。
青井孝之
乾燥剤で有名なシリカゲルを作っている会社の代表取締役をしています。中国製造2025の新素材やバイオ医薬分野に使用するのかもしれませんし、新越化成工業の製造する脱酸素剤などは米軍の規格(MIL-D-3464)がありレーションなどの保存にも使われるようです。それ以外にも、火薬の保管などに使われる可能性が考えられ、意外な軍事転用がありそうです。
高市早苗経済安全保障大臣の民生技術の動画の解説でもあるように、さまざまな民生技術が軍事にも利用されています。所謂、デュアルユースですね。動画の例では缶詰ですが、缶詰と同様な技術がこの会社の持つ技術なわけです。
そして、日中発展協会が設置されている場所が新越化成工業ビルであることからも、関係が分かります。取り込まれてしまっていると考えた方が良いでしょう。
藤島博文
美術家のようですが、お花畑のまま中国に取り込まれた感じですね。”友好”を謳うための看板役になっているのでしょう。
長くなったので、次回に続きます。
(つづく)
↓関連記事のまとめです。
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