[25]サル痘シミュレーション(その1)
今回は中国とは関係ありません(一応)。
5月頃に調べたことをアップデートしつつ書いていきます。
いつも長文になる傾向があるので、短めの記事を何回かに分けて書くことにします。
予備知識
陰謀論などと言われないように、ファクトに基づく情報を先に頭に入れておいてください。
NTI
The Nuclear Threat Initiativeの頭文字を取ったNTIという非営利団体です。団体のタイトル通り核の脅威に関しての研究を行っていて、例えば、北朝鮮のミサイル発射に対するデータベースなど面白い物もあります。
https://www.nti.org/analysis/articles/cns-north-korea-missile-test-database/
このNTIは、医療関係にも取り組んでいます。Global Health Security (GHS)インデックスということを行っていて、Google先生訳では「政治的および社会経済的リスク要因、ならびに 国のより広範な医療制度を考慮し て、重大な結果をもたらす生物学的事象を防止および緩和する各国の能力を評価します。」ということで、GHSインデックスは、各国の医療環境に対する指標らしいです。
このGHSインデックスを支援しているのが、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツです。NTIのページにこの様な記事があります。
25万ドル(1ドル=140換算で3500万円)の支援をして貰っているとあります。(2018年1月9日)
また、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の方にもNTIのGHSインデックスの研究・開発に寄付をしたという記事があります。
同じく、2020年7月にNTIのGHSインデックスに対し100万ドル(1億4000万円)の寄付をしたとしています。
また、上記NTIの記事に”NTIのバイオセキュリティーに対しOpen Philanthropy Projectから6万ドル(8.4億円)の支援が有った”ことが書かれています。このOpen Philanthropy Projectは、Open Philanthropy財団が行ったものです。この財団の主な資金提供者は、カリ・ツナとダスティン・モスコヴィッツですが、ウォーレン・バフェットとビル・ゲイツの立ち上げたGiving Pledgeという慈善団体にも寄付していて、ビル・ゲイツとも繋がりがあります。
纏めると、ビル・ゲイツはNTIのバイオセキュリティー研究に対して強い影響力があったということです。
今回は、ここまでとします。(つづく)
[26]サル痘シミュレーション(その2)|髙山彦行|note