[29]サル痘シミュレーション(その5)
前からの続きです。
その1
[25]サル痘シミュレーション(その1)|髙山彦行|note
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[28]サル痘シミュレーション(その4)|髙山彦行|note
検証作業
それでは、実際にシミュレーションの結果はどうだったのか検証をしていきましょう。
モデル国家
アメリカの人口は3.3億人ですが、今回のシミュレーションで使われた架空の国Briniaの人口は2億5000万人、Arnicaは7500万人です。合わせると3.25億人とアメリカをモデルにしている感じですね。都市部と農村部という感じなのでしょうか。或いは、イギリスの人口が6700万人なので、Brinaがアメリカ、Arnicaがイギリスをモデルにしているのかもしれません。(名前逆の方が分かりやすいのに)
発生日
シミュレーションでは5月15日でしたが、実際はどうだったのでしょうか?
WHOが正式に発生日として認めているのは、この記事が最初のようです。
この記事では5月13日が最初の事例としています。ただし、アフリカでは既にアウトブレイクが始まっているので、それとは別カウントになっています。
5月13日の最初の事例は、男性間の性交渉によってのようですが、アフリカで既に起こっている点などは、エイズと良く似た構図になっていることは頭の片隅に入れておいた方が良いかもしれません。
シミュレーションの5月15日に対し、実際は5月13日。予測精度としてはあまりにも良すぎますね。
感染数と死者
第一段階(2022年6月5日)では、1421事例、4人死亡でしたが、実際にはどうだったのでしょうか。WHOの発表を見てみましょう。
シミュレーションの6月5日に近い6月4日と6月10日のWHOの発表記事がありましたので、その数字を見てみます。
6月4日記事
6月10日記事
6月4日の記事によると5月13日~6月2日までの感染者数は、27カ国で780件でした。死者は居ないようです。ただし、これはアフリカを除いた非アウトブレイク国での合計です。
アフリカでは、1月1日~6月1日までの感染者数は、確認された感染者数が44件、疑わしい事例が1408件で合計1452件となります。死者は66名です。
6月10日の記事によると5月13日~6月8日までの感染者数は、27カ国で1285件でした。死者は居ないようです。ただし、これもアフリカを除いた非アウトブレイク国での合計です。
アフリカでは、1月1日~6月8日までの感染者数は、確認された感染者数が59件、疑わしい事例が1536件で合計1595件となります。死者は72名です。
1421というシミュレーションと近い数字が2つ存在しますね。6月8日までの1285件(非アウトブレイク国)と6月2日までのアフリカ(アウトブレイク国)の国々合計の感染者数1452件です。
シミュレーションでは非アウトブレイク国ですので、6月8日までの1285件の方に注目するとしても、非常に近い予測であると言えます。このシミュレーションモデルには、色々なパラメーターを設定されていますが、どれか一つの数字が外れてしまっているとここまで正確な値は出無いでしょう。
発生日と感染者数の精度の良さ。これは本当に偶々なのでしょうか。
また、1カ月経たない内にここまで急速に増えていることは、少し変では無いでしょうか?性交渉で果たしてそこまで急激に広がりを見せるものでしょうか?相手を見つけるのが難しい性的マイノリティーの人がそこまで節操なく性交渉するものなんですかね。以前、性的マイノリティーの人と話をしたことがありますが、好きになったしまった相手が自分と同じ性指向では無くて辛い片思いだったと仰っていました。
過去には、国内だけでも薬害エイズや薬害子宮頸がんなども起こっていますので、医療行為による感染ルートも可能性としてはあるのかもしれません。或いは、麻薬に使用した注射の使いまわしなども考えられます。
その後の感染者数
WHOのサル痘報告のページはこちらですが、近況報告は6月27日で止まってしまっています。収まったのでしょうか?
ビル・ゲイツとお友達のファウチ長官(今月辞任する予定)率いるCDC(米疾病予防センター)のデータを見てみましょう。
12月3日時点でのアメリカでの数字になりますが、感染事例82,021件、死者64名となっています。着実に増えています。
第二段階の2023年1月10日の「83カ国で7000万事例、130万人死亡」という予測まではかなり差があります。ところが、安心できません。
上図はNTIのシミュレーションの被害の予測線図で、赤が感染事例、青が死者になります。2022年12月、つまり今月から爆発的に増えるという予測になっています。MOVE2(第二段階)の縦線が1月10日になります。
この予測を使って大々的にキャンペーンをする可能性もあり得るということですね。
ファウチが夏ごろに突然辞任を言い出したのも、共和党が中間選挙で勝つことが濃厚になってきたからでしょうか。下院では共和党がマジョリティーになり、これからバイデンの不正の数々と共にコ〇ナに対する様々な追及が始まっていきます。きっと生きた心地がしないでしょうね。それとも謎の力で守られてしまうのでしょうか。
如何でしたか?
・NTIのバイオセキュリティー分野に対するビル・ゲイツの影響力が強い。
・WHOに対するビル・ゲイツの影響力も強い。
・ビル・ゲイツはワクチンビジネスでリターンを得られる立場にある。
・NTIの出したシミュレーションの初期予測精度はあり得ないくらい高い。
・WHOやCDCは、やたらとサル痘の危機を表明している。
これらの事実から何が考えられるでしょうか。言わなくても分かりますよね。そして、それはコ〇ナも同じなんです。
今回はここまでです。
(一応続く)
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