キルギス国内線でAvro RJ85搭乗
搭乗日:2023年9月4日
航空会社:TezJet(EU乗り入れ禁止エアライン)
機材:Avro RJ85 EX-27005
TEZ119便予約
今ではすっかり数を減らしてしまったMD-83が中央アジアのキルギスで飛んでいるとのことなので、運航会社TezJetのホームページを見てみた。オンライン予約・決済できるようだったのでフライト検索してみたが、なぜか予約サイト上では全便RJ85の表記。Flightradar24の履歴と照らし合わせてみると、どうやらRJ85と書かれている便のうちどれかが実際はMD-83によって運航されていることがわかった。
キルギスの首都ビシュケクとオシュの間を頻繁に飛んでいるようなので、そのルートに絞ってFR24の過去1か月分の運行履歴もとにしてカレンダーに運航パターンをすべて書き出してみると、毎週月曜日にTEZ105とTEZ119にMD-83が投入されていることがわかった。ちなみに、同社が保有するMD-83は1機のみ(EX-80003)。以前見たときはビシュケク-サンクトペテルブルクを飛行しており、おそらく世界最長のMD83運航路線ではないかと思ったのだが、最近はビシュケク-オシュ-イスィッククルに張り付いているようだ(イスィッククル便は季節運航。予約時にはまだ飛んでいた)。
というわけで、予約画面上はRJ85で運行されることになっているTEZ119便がこれまでの運航パターン通りにMD-83で飛ぶことを期待して、予約した。ロシア語の決済画面がいかにも怪しかったが、VISAカードで普通に決済出来た。
どう見ても飛ぶ気配のないMD-83
予約から数週間後、ついにキルギスの地にやってきた。オンラインチェックインや事前の座席選択ができなかったので少し心配だったが、空港でチェックインするときに窓側席をゲットできた。荷物は15kgまで預かってもらえる。
ビシュケク・マナス空港の国際線チェックインは2階だが、国内線は1階なので注意。ちょっと分かりにくかった。1階にある保安検査を終えると、すぐ目の前に待合室が広がっている。そこから飛行機は見えるのだが、ランプバスの運転手すら迷彩服を着ており、巨大な共産主義風の帽子をかぶった警察がウロウロしているような空港では撮影に勇気がいる。運用パターンの上では今日もTEZ119に入るはずのMD-83もすぐに見つけられたが、機体の周りが静かすぎる。これは外したな、とすぐに気づいた。残念だが、RJ85でも十分珍しいので気持ちを切り替えていく。TezJetはRJ85を2機、MD83を1機保有。
ランプバスから撮影→怒られる
現地スポッターによると、キルギスでは飛行機撮影が難しく、すぐに拘束されてしまうとのことだった。カザフスタンのアルマトイで撮影中にカザフ人スポッターに聞いた時も、彼らですらキルギスでは撮らないといっていたのでよほど厳しいのだろう。ただ、ランプバスや空港の建物内からならリスクは低いとキルギス人が言っていたので、ランプバスから撮れるだけ撮る。ただ、周りの乗客の視線が気になる。特に高齢者は誰にでも声をかけるので、絡まれるかもしれないなと思いつつ撮影。
機内の様子
離着陸の様子↓
着陸後、フラップ格納とキルギス語+ロシア語アナウンスも収録
今回は機材変更?もともと本当にRJ85での予定だった?ので、MD-83には乗れなかった。後日FR24で見てみると、ここ1か月以上毎日飛んでいたMD-83がなぜか9月4日だけ1便も担当せず、また翌日からTEZ119に充てられて飛行しているようだった。悔しいので、また2月ぐらいにリベンジしようと思っている。
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