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カザフスタン・オスケメン郊外 地上展示機撮影情報



基礎情報

 カザフスタン東部、東カザフスタン州の州都オスケメン(ロシア語名:ウスチ・カメノゴルスク)郊外に、Etno Parkという民俗博物館があります。旧ソ連圏に住んでいた様々な民族の生活様式が屋外展示されており、とても興味深い博物館なのですが、その入り口にソ連機が3機展示してあるので、今回はこれについて紹介していきます。2024年9月中旬に訪問しました。


撮影環境 / Environment

  • 撮影リスク:なし

  • 撮影環境:良好

  • 展示機:An-2、Yak-40、Mi-4 各1機

 博物館の一部であるため、入場時間が決まっており、入場料もかかります。営業時間はGoogleMapsによると火~金10:00-19:00、土日10:00-21:00、月曜休み、祝日については不明です。入場料は大人800テンゲ(約240円)です。カードが使えたかは覚えていませんが、小さなブースだったので現金があると無難です。
 平日の昼間にいきましたが、ガラガラでした。冬場は近くに屋外スケートリンクが設置されるようなので、もしかすると撮影できるアングルに制約がでるかもしれないです。なお、カザフスタンは2024年3月から全土で時間を統一していることから、特に東カザフスタン州において日の出・日没の時間がかなり早くなっています。9月でも日没が17時半過ぎなので、良い光線で撮りたい方はお気を付けください。光線はAn-2を除き一日中悪くないですが、機体の東側が開けているのに対して西側には木が生えているので、午前中の方がおすすめです。詳しくは展示機の項目をご覧ください。
 また、ネット上の写真を見ると、暗くなると機体がライトアップされるようです。ライトアップとはいっても、機体に巻かれたイルミネーションが点灯するようなので、夜間のバルブ撮影は厳しいと思われます。


アクセス

 場所はオスケメン中心部より少し南に外れたところにあり、イルティシュ川を渡った先にあります。最寄りバス停はМечеть (Mechet') です。大きなモスクKhalifa Altai Mosqueが目印です。街の中心部からはバス26aや60系統などで行くことができ、5分間隔で走っています。バスは市内一律130テンゲで、バス車内にいる車掌に支払います。観光客は、基本的に現金支払いのみです。現地人はKaspiという決済システムを使いますが、カザフスタンの銀行を開設するかしないと使えないようで、観光客には難しいです。


展示機

Mi-4
 まず手前に見えるのが元アエロフロートのMi-4です。CCCP-03586、ソ連時代の機体記号のままです。ちなみに、CCCPはラテン文字のシーシーシーピーではなくキリル文字のエスエスエスエルです。9月18日の撮影ですが、午後3時で既にこの光線です。冬光線のようで驚きです。日没も17時半過ぎです。午前中は、機体の反対側が順光でした。


An-2
 タイトルは消されていますが、数年前まではアエロフロートと書かれていたようです。こちらは午前11時ごろに撮影しました。午後は、機体奥側の林が邪魔をしてうまく光が回りません。An-2については、午前の撮影をお勧めします。CCCP-43973で、1984年製だそうです。


Yak-40
 こちらは1975年製の機体で、CCCP-87492として飛んでいたところ、1992年にカザフスタンへと移籍し、Irtysh Avia(後のAir Kazakhstan)のUN-87492として活躍しました。2011年よりここで展示されているそうです。ちなみに、オスケメンの空港にはYak-40より一回り大きいYak-42が数機ストアされていたので、探してみてください。Yak-42はYak-40よりも製造機数が少なく、なかなかみられるチャンスはありません。こちらの機体も午前は反対側、午後は写真の通り順光です。9月中旬の午後3時で既に光線が低くなっていました。


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