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ウズベキスタン・タシケント空港撮影情報
基礎情報 / Basic info
ウズベキスタンでは2022年にミルジヨーエフ大統領の大統領令によって旅客機撮影が解禁されました。しかし、解禁から時間がたっておらず、おそらく人々の価値観が昔のままであることから、2023年9月に撮影した際にも警備している兵隊は撮影禁止だと言っていました。ただ、合法なので逮捕されるいわれはありません。面倒そうだったら、死角から撮影するとよいでしょう。また、警察や軍人は英語を理解する人が少なく、ウズベク語やロシア語の知識が必要です。もしウズベク語やロシア語を話せなかったら、英語を話せる現地スポッターを見つけて同行してもらうのが無難でしょう。現地スポッターはとても親切で、車で色々な撮影地や撮影環境、空港警備員との関係などを教えてくれたほか、都合が悪くて一緒に撮影できなかった別の現地スポッターが挨拶だけでもということで会いに来てくれたりもしました。
Update: 2023年11月に10代の現地スポッター5人が飛行機を撮影していたという理由で警察官に暴言を浴びせられ、身柄を拘束されて撮影機材没収の上に連行されたとのことです。2022年に飛行機撮影は合法化されており、空港敷地内への侵入もなかったため最終的には解放されたようですが、法律ではなくソ連時代の価値観に基づいて行動する警察官や軍人は本当に存在します。
<注意>
当地は飛行機撮影が合法であるものの、撮影リスクは存在します。当サイトの記載事項を根拠にして空港警備員や警官、軍人と張り合っても一切効果はありませんし、そういった用途で当ウェブサイトを使用することは許可しません。もし撮影拒否されたら一旦その場を去りましょう。その後しばらくして相手がいなくなってから、警備員等が見えない場所から撮るか、あきらめて別の撮影場所から撮影するようにしましょう。なお、要人が往来する際には撮影できませんので、素直に撤収してください。
撮影環境 / Environment
撮影リスク / Risk:△
撮影環境 / Enviroment:〇
トラフィック / Traffic:〇
2022年の大統領令によって飛行機撮影は解禁されましたが、2023年9月の時点ではまだ撮影禁止と言ってくる警備員(というか兵隊)もいます。しかし、合法なので逮捕されることはまずありません。政府専用機が飛ぶとき、特に試験飛行ではなく大統領が飛ぶときには徹底して排除されるので、その時は大人しく従いましょう。撮影スポットは多くはありませんが、順光で撮れる場所はあります。トラフィックは意外と少なく、アルマトイよりもかなり静かな空港です。
Update: 2023年11月に10代の現地スポッター5人が飛行機を撮影していたという理由で警察官に暴言を浴びせられ、身柄を拘束されて撮影機材没収の上に連行されたとのことです。2022年に飛行機撮影は合法化されており、空港敷地内への侵入もなかったため最終的には解放されたようですが、法律ではなくソ連時代の価値観に基づいて行動する警察官や軍人は本当に存在します。
撮影スポット / Spotting locations
1.RWY08着陸 スーパーの駐車場
ここではRWY08に着陸する飛行機を撮影できます。RWY08離陸機やRWY26着陸機は見えません。スーパーの駐車場ですが、あまり大きくないのと近くに見張り台があるので要注意です。カメラは飛行機が来たときだけ出すようにしましょう。駐車場と通りの間に街路樹があるので真横ショットは難しいです。通りに面した歩道で撮れば真横を狙えますが、見張り台にいる兵士から丸見えなのと歩道にいる人に絡まれる可能性もゼロではないのでよほどのことがない限り真横ショットは諦めて駐車場から撮影した方が良いです。政府専用機や空軍の機体が来るときは絶対に見張り台から見つかってはいけないので、駐車場でおとなしく撮影するのが鉄則です。バス停 Обирахмат/Obirakhmat のすぐそばです。
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https://maps.app.goo.gl/4C9ipX1FkCQm9CgJ7 近くに窯で焼いたSamsa専門店があります。とても美味しかったのでお勧めです。紅茶といっしょにいただきました。
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2.空港南側の盛り土
ここはRWY26使用時に離着陸がよく見えるスポットです。RWY08使用時は着陸機はずっと奥ですでに滑走路から離脱、離陸機はかなり高く上がってしまうのであまり撮影には向きません。RWY08使用時には撮影スポット1番から着陸機を狙うのが賢明です。近くに見張り台があり、人によっては撮影禁止と言ってくるので、盛り土の中腹あたりで見張り台から死角になっている場所から撮影するのがおすすめです。70mmでB767-300ERの真横がギリギリ入ります。A330-300は真横は無理です。バス停Массив Куйлюк-2/ Massiv Kuylyuk-2から徒歩で到達できます。タクシーの場合は近くの道路まで来て、そこから徒歩で撮影スポットに向かうのが良いです。
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3.鉄道陸橋
滑走路北側にある、鉄道の上を通る歩道橋です。夏場の夕方になると、こちらが順光になります。RWY26着陸機をメインで撮影できますが、RWY26Lから離陸する飛行機も撮影できます。それ以外の場所にいる離陸機は手前の建物や電線にかぶってしまいます。A320クラスだと400mmぐらいほしいですが、B787ぐらいだと250-300mmぐらいで行けると思います。モスクと絡めたウズベキスタンらしい写真も撮影できます。
ただ、この地点は住宅地にあり、アパートの住民に通報される事案が2022年に発生しています。具体的には、現地のウズベク人スポッターが3、4名ほどで歩道橋から撮影していると、知らないうちに近隣住民が警察に通報、警察がやってきて歩道橋の上で職務質問からの警察署で約3時間にわたる事情聴取が行われたとのことです。飛行機撮影は合法なので逮捕されることはありませんが、テロ等を企てていないかなどを慎重に取り調べられたとのことです。ターゲットが来た瞬間だけカメラを出すようにしましょう。
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4.Daniel Hill Hotel
撮影スポット2番の近くにあるホテルです。高層階を希望すれば空港がよく見えますが、RWY08離陸機なら4階以上であれば撮影できます。ただ、滑走路までかなり遠いので600mmぐらいはほしいところです。
ホテルのサービスは悪くありませんでしたが、致命的な欠陥としては、滞在登録書(レギストラーツィヤ)の紙が他人のパスポートをコピーした紙の裏紙なので、滞在登録書の裏には誰かのパスポートコピーが写っています。ということは、僕のパスポートのコピーも誰かの滞在登録書の裏紙になっている可能性が高く、個人情報保護の意識が全く感じられません。
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