死ぬ順番が回ってきた
うちのキッズたちが言葉を覚えて
そこら中を駆け回る
カッコいいから良いんだ と言って
真夏にゴールデンイヤーズのドクロキッズTに
デニムと長靴を履きながら
心はもう立派なパンクスだ
そんな彼らを微笑みながら眺めていると
自分の心のどこかが
鋭い何かで摘まれる感覚に陥る
これは過去に無かった類の心の痛みで
全然悲しくないのに 急に涙が出てくる
精神の状態は至って良好なのに。
これが所謂 エモい なんだろう
キッズたちはこれから夢を見たり
やりたいことを探しては 悩んだり
誰かを好きになって そして傷ついて
大人になっていく
その一連の過程を想像していると
人生って、なんて綺麗なんだろうと思える
おれにもまだまだやるべきことはあるし
叶えたい夢がある
キッズたちに見せなければならない背中がある
しかし大きくカテゴライズすれば
死ぬ番が回ってきているということ
感じている、エモいの正体は
きっとそういうことなんだろう
おれの親父は、おれが20歳ぐらいのころ
白血病で亡くなっている
長く統合失調症と闘っていた
最後の言葉は「優樹をフェラーリに乗せてやりたかった」だ
次に死ぬ番はおれだ
おれは死ぬ前に何を残してやれるのだろうか
そんなことを考えながらYouTubeみてたら
同じことをYouTuberが言ってたから
なんだか久しぶりに書いてみたくなった