SetList(Strange Electronic)が、Abletonでの同期演奏に革命を起こす!
こんばんは。ドラマーのひこです。
さて、今回は同期演奏についての話。
ライブにおいて、同期を司るパートをマニュピレーターと言います。
(同期演奏が何か?という点については分かっている前提で書かせて頂きます。)
現在僕は、同期演奏をする際、アーティスト毎に、単一のプロジェクトで管理してます。
こういう感じ。このプロジェクトは、一番巨大なものです。
これでもほんの一部で、全体はもっと(100曲くらいいってるかな?)あります。
でもライブするときどうするの?ってなってくるわけです。100曲近い中から、その都度次に演奏する曲を探し出して、再生と停止をやる・・・訳にはいきません。
ただ、それを可能にするプラグインを見つけたのです。
こちらです。海外のドラムテック動画で見てて、なんだこれ?ってなったのです。
日本語の情報は全く出てきませんでした。
海外のYouTubeなども未漁ったところ、これはAbleton専用のセットリストマネージャーというものでした。
ロケータ(マーカー)に入力した文字が、左側に自動的にずらっと並びます。これはアルファベット順で並ぶ様です。
そして、右側で、その日演奏するセトリを組むことができる。
このプラグインを利用することで、そのアーティストのレパートリーすべてを単一のプロジェクトで管理しながら、ライブパフォーマンスにも対応することができます。
どうやら、業界標準のソフトみたいで。
機能的にはごくシンプルなものの、とにかく“ライブで同期演奏をする”っていうシュチュエーションに、最適化されまくってます。
自動的に再生をストップするというコマンドや、自動的に次の曲の再生を開始するというコマンドもあります。
実際使ってみて分かったのですが、なにか不測の事態がない限りは、本番において
再生ボタンを押す
という動作のみで済むのです(!)
事前の仕込みは必要ではありますが、MCになれば勝手に再生は止まります。連続して曲を演奏したいときは、勝手に次の曲の再生を始められます。
どの曲を再生するか?というセレクトすら必要ありません。1曲目を再生すれば、勝手に2曲目が選択されるので。
これは、このSetListというプラグイン独自の機能なのか?というと実はそうではなく。
僕が知る限りは、ProToolsや、Studio Oneには昔から近い機能が搭載されているようです。
ただ、ここまでライブでの同期演奏を想定したものはなかなかないのではないかと。
これはかなりゲームチェンジャーになると感じております。
存在を知った時から、導入したほうがいいのはわかりきっていたのですが・・・、
めちゃくちゃ高いのです💰299ドルですよ・・・?
去年の12月頭頃にセールになってたので、思い切って導入しましたが、、
いやほんと大正解でした💡今年初めの愛内里菜さんの名古屋ライブにおいても大活躍。
SetListの名の通り、セトリの管理が楽になった上に、確実になりました。
組んだセトリは、書き出しや読み込みもできるので、昼公演と夜公演も一瞬で対応できます。今までは、お客さんがハケた後に、裏でちまちまとデータ貼り直してましたからね。
調べるのは大変だったし、いまもアップデートの方法がわからないとか色々ありますが。
なにより本番時、演奏に集中できる様になったのがめちゃくちゃ大きいです。
専門的な内容かつ、僕自身がまだ使い始めたところというのもあり、雑多な文章になってしまっていると思いますが。とにかく買って良かったです。
また、気づいたことがあれば書いていきたいと思います。