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BRAW現像の着地点
こんばんは。ドラマーのひこです。
さて、BMPCC4Kの運用について、ひとまずの落とし所が見えてきたので、忘備録として。
ダヴィンチの操作がわかっている前提で書いてますので、知らない方には全く意味のわからない文章になるかと思いますが、、
たまに根本的な考え方にも触れますので、お付き合い頂けたらと・・^^;
まず、撮影時に適正露出で撮るのが大事だということが身に染みました。
音も同じですね。ちゃんと録れてれば、あとの処理がすごい楽。
BRAWの場合、1分1ギガほどという巨大な(といってもRAWデータとしては軽いんですが)情報量によって、理論上はほぼリカバーできますが、すべての要素は相対的なので、撮影時に適正でないと、その後の調整のバランスがどんどん変わってきて、“だいたいいつもこれぐらい”っていう経験則みたいな部分が、どんどん通じなくなってしまうのです😅
今は自分の中のだいたいの基準が欲しいので、特に気を付けるポイントとして、適正露出で撮るというのが絶対ですね。
少し話はそれますが、最近の1番の発見は、コントラストがあがると、彩度が上がることです。
そして逆にいうと、むやみに彩度をあげない。これもポイントかなと。
色味をだすのを彩度に頼ると、どうも違和感のある仕上がりになることが多い気がします。
音なら、太い音にするためにむやみにEQで低音とかあげようとしない。みたいな。
さて、ここからはダヴィンチ上の設定ですが、基本ここから始めるとよさそう。
![](https://assets.st-note.com/img/1661865669862-J7pN5gRj7y.png?width=1200)
カラーサイエンスはGEN4。
これ、一世代古くて、最新はGEN5です。何も考えずに最新のGEN5にしておけば間違いないと思ってましたが、どうもGEN5は自分には扱いきれない感じがします。
おそらくはGEN5の方が総合的にみて優れているんでしょうが、今の知識と経験なら、GEN4のほうが結果うまくまとまるという結論です。
カラースペースは、BlackmagicDesign。
ガンマは、Blackmagic Film。
ISOと露出は、スコープを見ながら、だいたい真ん中の512に集まるように調整します。
![](https://assets.st-note.com/img/1661865660866-aeTOGX76bI.png?width=1200)
ここから先は、もうノードでの調整に切り替えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1661865809324-bhqeRTHQO4.png?width=1200)
基本はこうかな。まず、最初のモノクロにするノードがポイント。
色がついてない方が、基本的な調整はやりやすいということに気づきました。これ、海外のYouTuberが結構推奨してます。日本の人だと、一人だけいてたかな。調整の初期段階ではモノクロの方がいいって。
ノードのオンオフはショートカットで簡単にできるので、Monoとして頭に配置しています。
次は、Ex(Exposure=露出)で、明るさを適正に補正。調整後にスコープで見て、ちゃんと上から下まで波形が伸びている様にします。
![](https://assets.st-note.com/img/1661866670651-bDRACZTNcE.png?width=1200)
後でどうするにしろ、まずはここに持っていくのが最初のステップ。
ここからコントラストを微調整しておきます。コントラストは、トーンカーブがやはり良さそうです。ここでもモノクロの方が、やりすぎを防ぐことができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1661867021582-DDQ1DT1E9h.png?width=1200)
次にやっとカラーにして、彩度を上げていきます。
彩度はダヴィンチにおいて、70を超えないくらいが良いのかなと思います。
慣れない頃は、現像したつもりでも色が薄くて、やたら彩度を上げがちですが、それをやると、人物の・・特に髪の毛の色が変になります。
黒髪なのに、茶髪になったり。(ほとんどの人が髪の毛に茶色い要素を実際には持ってはいますが、それが悪目立ちしちゃう)
あ、、重要なことを忘れてました!
ホワイトバランスです。
ホワイトバンランスが適正でないと、すべてのカラー調整が無意味になります!笑
いやほんとうに。
ホワイトバランスは、あまりに重要ですが、適正に持っていくのも案外難しいため、まずは現場でアプリで測定しております。
![](https://assets.st-note.com/img/1661867526171-KGBC55fgW8.png?width=1200)
サンプルのために測定してみましたが、これまたかなり極端な数値です。。
ただ結構信頼できるので、ここを基準に調整すれば、そこまでおかしくなることはないですね。
次に、ダヴィンチのホワイトバランス測定機能を使うという手段。
![](https://assets.st-note.com/img/1661867574164-RcgJrirXQR.png)
被写体の白い部分に対してこれを使用すれば、あら不思議、ホワイトバランスがしっかり整います。
被写体に白い部分がなければ、、まぁ前述のアプリでの数値を参考にする感じですかね。
ホワイトバランスは正解がハッキリしている割には、適正に持っていくのが案外難しい部分。いくつかの手法で、ちゃんと白が白色になるようにします。
ここまでくれば、なんか変な感じの映像にはもうなっていないはず。
あとは、仕上げたいイメージに沿って、シャープネスをかけたり、ノイズリダクションをかけたりかなー。
さて、たかだか現像、されど現像でした。
BMPCC4Kと、DaVinci Resolveを使ったことがあるというニッチな記事でしたが、もしここまで読んでくださった方がいれば、ありがとうございます。
ここまで手間をかけた上で、まだスマホと同等かそれ以下という現実がありますが、、まぁ楽しいですからね😅
それではまた。