高速レガートにチャレンジして気づいたこと
こんばんは。ドラマーのひこです。
さて、ドラムには、とっっても奥の深い、シンバルレガートというものがあります。
習得には10年かかるとか。。
僕は10年以上やってますが、まだまだだと思いますねぇ。
ただでさえ激ムズのシンバルレガートですが、さらに高速でやるレガートは、チャレンジしがいのある高等テクです💡
シンバルレガートが難しい要素はいくつもあるのですが、ここでは高速シンバルレガートをする為に必要なテクニックの部分にフォーカスして書いてみます。
リバウンドを活かす叩き方ができないといけない
まずは絶対的に、リバウンドを拾えないといけません。
初心者の頃はついつい、スティックをシッカリ持って、自分で振りかぶって、そして振り下ろして叩く。
ってやってしまいがちです。
勿論、叩くってそういうことなので、間違いではないですが、ドラムにおいては、叩いた時に発生する反発を、ちゃんと利用していかないと、ちょっと速い曲とかとてもじゃないけど叩けません。
ダブルストロークができる必要がある
個人的には結構初期の段階でダブルはやっていた記憶があるのですが・・
ダブルストロークというものは、なかなかに難しく、レッスンをしていても、生徒さんはなかなかできません。
特に、一つの動きで二打叩くっていうのができないのです。。
ダブルも年季がいるテクニックの一つですね。
クローズドロールができる必要がある
別名、プレスロール。
これも、レガート演奏の際には必要な感覚かと思います。
ロール自体もかなり難しいですね〜
キレイにザーーーって音が繋がるようになるまで、ほんとめちゃくちゃ練習しました。
アップストロークを正しくできる必要がある
この要素が個人的には1番発見でしたねー!
アップストロークって、ルーディメンツに入るまでの基本のき、みたいな部分なので、当然マスターしてる気になってましたが。
いざ教えてみると、アップストロークの精度が自分自身まだ伸び代があると気づきました。
シンバルレガートにおいて、1拍目と3拍目の後いかに素早くアップストロークができるかで、高速レガートができるかどうかが決まる気がします。
アップストロークは、上に書いたリバウンドとはまた全く別の性質のものです。
アップストロークをする時って、100%自分の筋肉なんですよね。
小さく叩いてからすぐに振りかぶるという動作なので。
つまり反発・・、リバウンドが全く使えないのです。
ッって小さく叩いてすぐに、パッと振り上げる必要がある。コレは完全に自分の力で行う動作で、パワーは要りませんが、スピードが重要です。
こんなところでしょうか。
ここではテクニック的な部分にばかり焦点を当てましたが。
シンバルレガートは、テクニック以上にフィーリングが大事だと思います。
技術があっても、知らない音は表現できないのです🤔
これらは、ついこの前まではマニアックな領域の話でしたが、
ヒゲダンがミックスナッツをリリースしたことによって、急にポップな要素になった気がします。
イントロと、Aメロが高速シンバルレガート。
まぁ、厳密にはずっとレガートしながらフレージングするのが本来ですがね。
そして、高速になってもスイング感はそのまま・・っていうのが古典的なスタイルですが、ミックスナッツではそこはちょっと薄味に仕上げられている感じもします🤔
具体的にいうと、ほぼハネてなくて、かなりイーブンというか。
同じスタイルで伝統的な演奏としては、バディリッチのウインドマシーンが近いと思います。
コチラはもう非の打ち所のない完璧で完成されたスタイルです。
ただ、これは子供達が聴いたとしても、「・・で?」みたいな反応するのは目に見えています。
バディリッチの方が本来で、凄いんだよ。みたいなことをいうのもナンセンス。
ミックスナッツは演奏するのも、教えるのも大変ですが😅
あらたな気づきをたくさん得られて、個人的にはこの一曲をとても楽しみました💡
ありがとうオフィシャルヒゲダンディズム。
それではまた。