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おごらず、人と比べず、面白がって平気に生きればいい。


     樹木希林

この言葉が、今は亡き樹木希林さんが言ったと知ったとき、妙に腑に落ちました。あの人の飄々とした生き様そのものが、この言葉に凝縮されている気がします。


「おごらない」「人と比べない」、そして「面白がる」。これができたら、人生ってもっと軽やかになるんじゃないかって思う。

たとえば、日常の中でふと比べてしまうことって、誰にでもありますね。友達が楽しそうな旅行に行っていたり、誰かが自分より成果を出しているように見えたり。そういう時、つい「自分はどうなんだろう」って考えてしまいます。


でも、この言葉が頭の片隅にあると、不思議と気持ちが楽になる。「自分は自分でいいんだ」って思えるからです。

「面白がる」というのも、すごく大事な視点だと思う。日々の中で起こるちょっとした出来事やハプニングも、見方を変えれば案外楽しいものに変わります。

たとえば急な雨でずぶ濡れになった日も、ただの災難として受け止めるんじゃなく、「この歳になってこんなに濡れることもあるんだ」なんて笑い飛ばしてみる。


そんなふうに過ごせたら、人生のどんな瞬間もきっと豊かになる。

そして「平気に生きる」。これが案外難しいけど、たぶん一番大切な部分なんじゃないかと思います。どんな状況に置かれても、「まぁ、これも人生の一部だ」と受け止める心の余裕。


それは、自分を信じる力や、自分自身を慈しむ気持ちから生まれるからでしょう。

「おごらず、人と比べず、面白がって平気に生きればいい」。この言葉を心に刻んで、肩の力を抜いて生きること。それが、私たちにとって最高の人生のヒントなのかもしれません。

#樹木希林

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