陽の気が上昇に転じる日「冬至」
古代では一年の開始点だった
今日、12月22日は二十四節気の22番目、「冬至」です。黄経270度を太陽が通過する日で、今日から1月4日までの15日間が冬至の時期です。
「日短きこと至(きわま)る」というのが冬至の意味ですが、一年で昼の時間が一番短くなります。
大阪では日の出が7:02、日の入りが16:52で、日照時間は9時間50分しかありません。
生命のシンボルである太陽の力が一番弱くなる日ですが、一方でこの日を境に、少しづつ日照時間が延びていきます。
天文学が発達していたメソポタミア文明や古代中国では、この日を新年の始まりとしていました。
衰運から上昇運に転じる(陽遁)ターニングポイントで、易の六十四卦ではすべてが陰(坤為地)から、陽がひとつ芽生える「地雷復」で表されています。
伊勢神宮では冬至の日の前後だけに、宇治橋の鳥居中央から朝日が昇る神秘的な光景が見られます。
運を呼び込む、「ん」のつく食べ物
冬至には無病息災を願って、ゆず湯に浸かる風習がありますが、柚子の木は寿命が長く、その実はビタミン豊富で風邪の予防になり、強い香りは邪気を祓うとされてきました。
またこの日は「ん」のつく食べ物で、縁起をかつぐ習慣もありますね。ニンジン、キンカン、寒天、うどんなどですが、なかでも「南瓜」(なんきん)とも呼ばれるカボチャは、「ん」が二つもついていて、最高の縁起ものです。小豆粥も人気ですが、小豆の赤は厄を祓います。
「冬至の集い」へのお誘い
占いサロン・彦阪泥舟社中では、これまで27年にわたって「冬至の集い」を開催してきました。1年でこの日だけ、易占いで新年に臨む卦を立てます。
2022年の国内外の情勢や、九星気学で観た九星それぞれの運気の傾向をお伝えしています。
密を避けるために集合セミナーは止めて、個別対応させていただいています。来年1月11日までのロングランで受け付けています。