わが家のすぐ近くに、暗峠と枚岡神社に通じる道がありますが、その一角に小さなお堂があります。
「宝幢寺(ほうとうじ)子安地蔵尊」です。東大阪市教育委員会の由緒書きによると、行基菩薩が旅の途中で、この辺りの旧家に宿泊したところ、その家の妻女が難産で苦しんでいました。
行基の加持祈祷で無事出産、よろこんだ主は地蔵尊を刻んでもらい、子安地蔵と名付けてお堂に安置しました。
高さ1、5mの半跏像が、お堂の奥の厨子に祀られているそうですが、扉は閉じられ見ることは叶いません。
開基は江戸時代中期だそうですが、大きな石灯篭に、ハロウィンのカボチャと、ヨーロッパ風の家と人形が添えられていました。
出産の無事を願う人のお供えでしょうか?古代ケルト人の「万聖節」(ハロウィン)と、仏教のミスマッチが面白くて、シャッターを切りました。