80歳を超えて輪廻の日々を楽しむ
80歳を超え死を意識することで、生きる意味をより深く考えるようになりました。
10数年前に余命6ヵ月と宣告された末期ガンを患いましたが、死と向かい合う覚悟はみじんもなく、元気に生還しましました。
傘寿を超えた今も、終活に臨む気持ちは一切ありません。やり残したこと、学びのテーマが山積みで死んでいるヒマがないのです。
わたしは幼少期から高校時代まで演劇をやっていましたが、学生運動の挫折から革命の舞台を求めて南米へ移住しました。南米大陸はわたしの稚拙な人生観や、世界観をガラッと変えてくれました。
20数回も死線を乗りこえてきましたが、悲壮感を味わったことは一度もありません。戦国の乱世か明治維新に生まれたかったのですが、地球規模でパラダイムシフトが起きている現在まで、生きてこられた幸運を日々噛みしめています。
老骨に鞭打っても、時代に対応できるリスキリング(学び直し)に挑戦しなければ、生きた化石になるだけです。
わたしは輪廻転生を信じて疑いませんが、臨終まぎわまで学び続けることが来世の幸せに繋がると確信しています。幸いにもわたしにはライフワークにしている東洋運勢学があります。
一度きりの人生で会得できるほど薄っぺらなものでなく、今世でのゴールは見えません。一生を費やしても極めることが不可能な、深淵な学びの課題に出会ったことに無常の喜びを感じています。