80余年の足跡を尋ねる旅
昨日は枚岡神社の中東宮司さんに、自伝執筆のための二度目のインタビューをさせていただきました。
宮司さんの80年を超える足跡は、同世代のわたしの自分史ともピッタリ重なります。戦中・戦後の困窮した時代から、激動の昭和史を走り続けた半生は、どこを切り取っても甘酸っぱいドラマが蘇ってきます。
ICレコーダーの文字お越しをしながら、宮司さんが神職見習いを始められた同じ時期に、ブラジルに移住した記憶が走馬灯のように回転し始めました。
神職として最高位を極められた宮司さんと私とは、歩んできた人生を比較することすら恥ずかしい、天と地の開きがあります。
宮司さんとの邂逅を機に、書斎の神棚に毎朝、大祓詞を唱えるようになりました。パソコンのキーボードを叩きながら、宮司さんの足跡を綴る作業は、私の悔恨を癒す旅になりそうです。