人生二毛作、三毛作。農耕民族から「脳耕民族」へ
二毛作は、自然の営みと共に、春のジャガイモと夏の収穫が終わる頃、秋風にほうれん草の種を託し、一年を通して同じ畑で生命の循環を紡ぎます。
この農業の舞台では、作物同士の微妙な調和と連作障害への警戒が、日本のどこでも息づく叙情の一端となっています。
人生100年を迎えた今、人の一生も二毛作、三毛作を図る時代がきています。新たな地平を拓くためには土壌改良が必要です。リスキリング(学び直し)という名の、脳の筋トレが要求されているのです。
私たちの祖先は、狩猟採集から農耕民族へとシフトしてきましたが、これからは脳を耕す「脳耕民族」へと変わる必要があります。
わたし自身の80年の歩みを振り返ると、反体制政治運動に猛進した10代を経て、ブラジルへ単身移住。
その日の糧を得るために、10指に余る職業を転々として、ジャーナリズムの世界へ飛び込みました。
帰国後は、テレビ番組制作のブラジル現地法人を立ち上げ、再びブラジルへ。法人閉鎖を機に出版社を起こすと同時に、占い師に転身して現在に至ります。
息つく間もなく、人生の回り舞台で演じ続けてきましたが、舞台は今も高速で回転しています。東洋運勢学の未知なる領域に挑戦し、新たなジャンルを切り拓くための試行錯誤に没頭しているからです。
生あるものは必ず死を迎えますが、植物は種の中に次の生命を紡いでいきます。浅学非才のわたしが、何を遺せるのかは疑問ですが、今を大切に生きることに集中しています。
#脳耕民族 #脳の筋トレ #人生二毛作
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