機体の翼に現れた赤鬼の正体は
富士山より高いリマ国際空港
アンデスの代表的な民謡、「コンドルは飛んでいく」をケーナ演奏で聴いていて、不可思議な体験を思い出しました。
私がペルーを訪ねたのは半世紀も前になりますが、首都リマの国際空港は✈️、世界で一番標高の高い、4000mを越す位置にあります。高山病患者のために、酸素ボンベが用意されているほどです。
飛行機が北米大陸を経て、アンデス山脈の上空に差しかかると、乱気流に揉まれてベテランC Aでさえ青ざめる、急降下の恐怖に襲われました。
エアポケットです。パイロットは、元ブラジル空軍の戦闘機乗りと聞かされていましたが、ロマンスグレーの初老の紳士でした。
イナビカリで炎上した赤鬼
ブラジルのナショナルフラッグ、VARIG航空の機体は、真夜中の漆黒の闇を切り裂いて飛んでいましたが、真っ赤なイナビカリで機体がレリーフのように浮かび上がりました。そして今でも鮮明によみがえる、光景を目撃したのです。
※画像はイメージです。
翼の上に江戸時代の絵師・俵屋宗達が描いた、「雷神」そっくりの化け物が、全身炎🔥に包まれて座っていたのです。私は隣の席で眠りこけていた、ペルー人の男性を叩き起こして、窓を指指しました。男性は何がおきたのか、怪訝な顔をするばかりで、目撃を分かち合うことはできませんでした。
この不可思議な体験を、記者仲間たちにも話しましたが、相手にされませんでした。空港ロビーで給油を待つ間に、C Aを通してパイロットに伝えてもらいましたが、40年の飛行経験でミステリアスな経験をしたのは珍しくないと、私の目撃談が否定されることはありませんでした。
天然痘で滅亡したインカ帝国
アンデス山脈には高度な農耕文化を誇った、「インカ帝国」が栄華を極めていましたが、1533年にスペイン🇪🇸のコンキスタドール(征服者)によって滅亡しました。
人口1600万人の帝国が、わずか168人の兵士と37頭の馬、12丁の銃で征服されたのです。文字も近代武器も持たなかったインカ帝国滅亡の理由は、天然痘の蔓延という説があります。スペインに侵略されたときには、人口は10分の1以下に激減し、外敵と戦う力が失せていたのです。
帝国をつくったのは日本人
衝撃的な文献が残されています。フランシスコ・ロワイサ元駐日ペルー大使の著書、「インカ帝国を作ったのは日本人だった」が、リマの国立図書館に非公開で保存されているというのです。
インカ民族は日本人の末裔で、王族の間で話されていたのは日本語、聖なる湖チチカカ湖は、「父母」から生まれたと記述されているのです。私の左手薬指にはめている指輪は、インカ帝国のシンボル、太陽神の紋章🌞🔱です。インカ民族と先祖が同じという、親しみを感じるようになりました。
翼に現れた炎🔥の赤鬼も、インカ帝国の祖霊が、黄金のリングに息づいているのだと、信じています。24回も死線を乗り越えてきた半生が、なによりの証です。
コロナ禍で自粛が強いられている時だけに、悠久のロマンに血が騒ぎます。
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